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辛い執筆・楽しい執筆

 僕が一番好きなジャンルはミステリなので、読者にも楽しんでいただけるミステリ作品を執筆することが夢です。
 これまでにもミステリは手掛けてきましたが、読後の充実感を与えるようなネタを準備することはもちろん、不自然にならないような心理描写や言動を心掛け、結末をすんなり受け入れられるように要所要所に伏線をちりばめ、時には読み手のミスリードを誘うような表現を用いてみたりと、かなり緻密なプロットが必要になります。
 加えて、書き出した後でも文章に行き詰ったり、ところどころを見直して細部の表現を訂正したり、全体を見直して違和感はないかチェックしたりと、かなりの労力が伴うのです。なので、一度筆が止まると、かなり苦しく感じることは否めません。
 一方、今定期的に連載している「思春期のディスコード」は、青春恋愛をテーマに、大雑把な展開は一応準備しているものの、かなり気ままに書かせてもらっています。正直、思い付きで話を進めているところがあるので、流れが単調だったり、突然話や視点が変わったりと、一貫性に欠いているところはありますが、今のところ自分にとって、このスタンスが一番楽しんで書けるのかなと思ってます。
 そんな作者の都合で書かせてもらっておりますが、読者の方々におかれましては、少しでも共感いただいたり、面白いと感じるところがあれば幸いです。これからも、このペースで書かせていただきます。
 唯一気がかりなことは、コンテストに応募しているので、果たして4月7日までに応募条件に見合うだけの文字数が書けるかということだけです。

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