昔、むかし、それはハロウィンの夜のことでした。
ハロウィンは魔よけのお祭りです。
「とりっくおあとりーと! おかしをくれないといたずらしちゃうぞ?!」
子どもたちが仮装して練り歩くのも、悪霊たちの目をごまかすためとか。
けれど魔女の森では……。
「くすくす」
「村の人間たちはあることないことよく言うよね」
「ハロウィンは収穫祭なのだわさ」
「神さまに感謝する日だよね」
「それなのにさ、みんなそれを忘れてなんか、楽しんでいるばかり」
「いっそ、思いださせてやろうか?」
小さな魔女たちは相談して、ついに行動を起こしたのです!
カボチャのランタン、ジャック・オー・ランタンを操り、人間の村に来襲!
「こわがれ、こわがれ! われらこそがハロウィンの主役だぞ!」
ハロウィンのパーティーで盛り上がる村は大混乱!
逃げろや逃げろ! カボチャのお化けに食べられる! 魔女にネズミに変えられる!! 夜の闇に魔女たちの高らかな笑いだけが響く!!
「待て!」
それは村の少年少女たちでした。
「村はぼくらが守るんだ!」
勇敢にも、魔女たちの前に立ちふさがったのでした。
「なにを、生意気な!」
小さな魔女たちは武器を振りかざしました。
「わ、わたしたちだって!」
村の子たちは伝説の騎士の仮装をしていたのです。おもちゃの槍も高々と掲げ、大人たちがあたふたするなか、勢いよくみんなで!
「やあぁっ!!!!」
突撃です!!
「いけ、カボチャたち!」
小さな魔女のカボチャと、ついに激突!!
パン!!!
なんと、カボチャに槍が突き刺さったその瞬間、風船のようにカボチャが弾けたのでした。
カボチャのなかから飛び出してきたのは甘い、甘い、お菓子たち。
「アハッハッハハハ!」
夜の闇に笑い声だけが響きます。いたずら好きな小さな魔女たちは森のなかへ帰っていきました。
「楽しかったよ。また来年もあそぼうね」
愉快痛快、ハロウィンの夜の一幕でした。
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かごのぼっちたまに捧げます♪
昨夜25日の近況にあげられていた、落書きというのにはもったいない!
ハロウィンのイラストからの着想です♪
https://kakuyomu.jp/users/dark-unknown/news/822139836247619766もうちょっとちゃんとしたもの出来たら、作品としてあげるかもしれませんが
【童話 たぬたぬくんはたんたんたぬきのこ 【1分で読める創作小説2025】】
https://kakuyomu.jp/works/16818792440237804369ということで花乃(かの)ちゃんに手を引かれてお祭りに参加するたぬたぬくんです(イメージ)
毎朝4時前に起きる私 私にとって、今はもう真夜中なんですけどもね
たまには? よふかしていてるといいこともあるものです♪
白いご飯にはだし巻き卵(甘くないやつ、しょうゆをたらし)、味付け海苔も似合いますね! 朝よりも昼に、それと煮豆とでもあれば最高です!!
よろしくお願いします
(*歩v歩)