(SS10と内容は同一です)
『異世界転生スラム街からの成り上がり』
1000万PV達成。ありがとうございます。
「エドちゃん、なにやってるのぉ」
「おう、ミーニャな、俺たちの小説を投稿サイトに掲載してるって前話したろ」
「うんっ。たしか600万PVとか言ってた気がする」
ミーニャが得意げに両手で六本指にして掲げてくる。
ニコニコとうれしそうに笑っている。
後ろではラニアも意味深にフワリと笑う。
シエルはよくわかってないのか、いつも通りの笑顔だった。
うん、エルダニア領主館ホテルは今日も平和だ。
「それでだな、今日はなんと1000万PVになったんだよ」
「いっせんまん??大きくてよくわかんないね」
「お、おう、まぁそうだよな。なんていうかメルリア王国中の人が見てくれたくらいだよ、たぶん」
「そうなんだ。すごいね!」
「うん」
「前はトライエ市のみんなが見てくれたくらいだったもんな」
「そうそう、たぶんね」
俺はホテルの厨房の方向を指さして言った。
「ミーニャ、悪いんだけど記念ケーキ持ってきてくれる?」
「え、ケーキ?」
「いけばかあちゃんが教えてくれるから」
「わかった、いってくるね」
ミーニャが制服のミニメイド服で歩いていく。
その間にこちらは発表の準備だ。
スマホ魔法で小説投稿サイトに記念記事を書く。
「ケーキ持ってきたよ」
「ありがとう、ミーニャ」
周りを見渡し、みんな揃っているところを確認する。
「異世界転生スラム街からの成り上がり、1000万PV。ありがとうございます」
「「「わあああーー」」」
「エドぉ、おめでとう」
「エド君、おめでとうです」
「エド君、おめでとうみゃう」
ケーキははじめてかな。
今回はたいへんおめでたいので、奮発した。
甘味はいくらあってもいい。
冷やしたレモン水をみんなで掲げる。
「乾杯!」
「「「乾杯!!!」」」
これからも異世界転生スラム街をよろしくお願いします。
記念のAIイラストはAipictors様で生成したものを使用しています。