手術まで、あと1週間になりました。
入院までは1週間を切りました。
前回の近況ノートには沢山の温かいコメントありがとうございました。
本当に励みになります。弱っていた心に沁みる言葉ばかりで、恥ずかしい話、泣きながら読みました。
優しい読者の方々に恵まれたこと、本当に嬉しく思います。
ステージ0で見つかって良かった! とのコメント頂きましたが、本当にその通りです。
腫瘍が見つかった経緯としましては、半年ほど前に息苦しさの症状が現れたことで、コロナなのでは? とCT検査を受けたことでした。
正直コロナが広まっていなければ、息苦しさ程度でCTなんて撮らなかったと思います。奇跡です。
まだ9ミリ程度と小さくて悪性か良性かの区別が付けられず、「半年経過観察して消えなければ癌です」と言われ、半年。
消えることはありませんでした。大きさも変わらないまま、私の肺に居座り続けています。
今回、肺の腫瘍が癌であると説明された時は、行きた心地がしませんでした。
同時に、今まで遙か先の出来事であると感じていた『死』について意識するようになりました。
日常生活が大きく変わりました。
来年や再来年等の未来の話をされると、気が重くなりました。カレンダーを見るのが嫌になりました。
「残り少ない人生、好きなものだけ食べていたい」と言って嫌いなものを食べずにおり、怒られました。
執筆スタイルも変わりました。
今までは書ける時にゆっくり書くスタイルでしたが、後ろから急速に死が迫って来ている気がして「出来るだけ多く読者の方に残さないと!」と徹夜で書き続けたりしていました。
最新作は1話が平均約4,200字ありますが、2話分を1日で書き上げたこともありました。
かなり追い詰められていたと思います。頭の中で、尋常ではない勢いで文章が作り上げられていくあの感覚は、気持ち良くもあり少し怖かったです。
そんな精神状態でしたが、皆様の温かい励ましのコメントのお陰で、少し楽になりました。
初めて「大丈夫!」と思えるようになりました。本当に感謝致します。
さて、そろそろ現実逃避のために見ないようにしていた『手術に関する同意書』や『輸血療法に関する同意書』等の沢山の同意書関連にサインをする作業に入ろうと思います。
「入院当日に持って来てね」って言われているので……。
途中で怖くなって手が止まってしまうかもしれませんが、その時は皆様からの応援コメントやレビューを眺めて勇気を貰おうと思います。
いつも本当にありがとうございます!
2020.12.15