先ほど、いただいたご質問、実はこのご質問を抱えている方、結構多いのかなと思いました。
なので、回答をこちらでも書かせていただきますね。
【ご質問】
運命って、最初からすべて決まっていて、それは絶対に変えられないものなのでしょうか? もちろん、環境や運や、努力なんかで変えられる部分もあると思いますが、運命の根幹部分というか、土台とか基礎になる部分というか・・そういうものは絶対に変えられないのでしょうか?
【回答】あくまで私個人としての回答です。
占いの世界では「運命(宿命)と自由意志」をどう考えるかは、常に大きなテーマなんです。鑑定士によって正直考え方が違う部分もあると思いますが、ここでは私が思っていることを書かせてください。
四柱推命や算命学、西洋占星術など、いわゆる星読みの世界では、「生まれた瞬間の配置」で見る体系は、人生の“設計図”や“土台”を示すものとされます。
これは、人間の「根幹部分」に近いです。
「どんな気質を持ちやすいか」
「どういう状況で成長しやすいか」
みたいな。
これは木の「種」に例えていただくとわかりやすいのかなと思います。
桜の種は桜にしかならない、という意味で「変えられない部分」です。桜を梅にしたり薔薇にすることはできません。
ただし、種がどんな花を咲かせるかは、土の質・水の量・日当たりといった環境や、手をかける努力で大きく変わります。小さな花で終わる桜もあれば、見事に咲き誇る桜もある。同じ「桜の種」でも、それぞれ違う景色をつくります。ですから環境によっては、梅っぽい桜とか、薔薇っぽい桜にはなることは、できるかもしれません。
つまり、何が言いたいかと言うと、
「絶対に変えられない部分」=種そのもの(宿命、土台)
「変えられる部分」=環境や努力、出会いによる成長の仕方(運命の展開)
と整理できると私は思います。
なので、根幹は変えられない。日本生まれをアメリカ生まれにする事は無理なんです。だけど、日本で生まれてもアメリカに渡ることができる。逆も然り。
つまり、根幹部分は変えられなくても、その生かし方や表れ方は、本人の選択と環境次第で大きく変えることができる。私はそう思っています。そして占いはそのためにあると思っています。
そうじゃないと、生まれた瞬間に全てが決まってしまっているのだとしたら
もっと早い段階で、人間はおそらく、優秀ではない種は刈り取ってしまっていたと思うんです。もっときついことを言うなら、人間の歴史のかなり早い段階で、人為的な淘汰が起きていたはずです。
でも、人間はそれをしなかった。それは何故かと言ったら、宿命は変えられないけれど、その宿命を利用した生き方をする事は可能だから、です。
長文苦手な方のために(私も実は苦手です)
板書風にまとめます。
①宿命(根幹部分)=変えられない基礎
これは、生年月日・出生時間・出生地などから決まる 性質や方向性 のことです。
四柱推命や占星術では、たとえば以下のようなものが「宿命」とされます。
生まれ持った 気質・性格の核(内向/外向、理論型/感情型など)
運気の流れや周期(どの年代で停滞/飛躍しやすいか)
出会いや環境の「質」(人間関係の縁の種類)
これは「種そのもの」ですから、根本的には変わりません。
②運命(展開部分)=変えられる要素
ここは 自分の行動や選択 で変化していきます。
環境の選び方(どんな場所で生きるか)
出会いの作り方(どんな人と縁を深めるか)
努力や学び(持っている種をどう育てるか)
タイミングを読む力(波に乗る/避けるの工夫)
同じ「宿命」を持つ人でも、選ぶ環境や人との縁でまったく違う人生を歩みます。
③活かし方のポイント
宿命は「持っているトランプの手札」
運命は「その手札をどう切るか」
によく例えられます。わかりやすいからです。
弱いカードでも、出す順番や工夫で勝てることがあります。逆に強いカードでも使い方を間違えれば負けます。
ですから、
まず「自分の宿命=手札」を知ること
その上で「最適な場やタイミングでカードを出すこと」
が人生を動かすコツになります。
ただ、本当に時々ですが、めったにはありませんが、
頭を抱えてしまうような宿命に出会うことも稀にあります。そんなにたくさんあるわけではありませんが、どこに行っても行き止まりみたいな宿命は正直あります。
その場合は、私はそのようにお伝えをしております。
画像はうちの猫です。この文章とは何の関係もありません。般若顔です。
