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アイルと絵描き #6

改訂のお知らせ。

37話 義足のくだりにおいて、「罫を引く」という言葉の意図が伝わりやすいように前半部を「黒橡の線描筆」としました。

クヌギの古名である橡はドングリから作る染料なので筆との関わりはないのですが、鉄媒染によって黒を得る性質を採用理由としています。

ドングリが鉄の助けを借りて発色するというのは二人の関係にぴったりですし、また黒橡の「黒に近い灰色」はアイルの過去に相応しいと思いました。人によっては青みがかった黒にもみえるようです。どちらにしても彼女の色でしょう。

筆は語るまでもないですね。細い線を描くのに適している。

基本的に雰囲気で書いていますが、このように伝わっても伝わらなくてもいいこだわりがたくさんあるので、よかったら探してみてください。

それでは。

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