この度、講談社タイガ様から小説が出ます。
デビュー作『舌の上の君』から3年半もかかってしまいましたが、新作です。
2020年12月15日発売
『僕は天国に行けない』(仮題)
https://bookclub.kodansha.co.jp/calendar
フォローして頂いている方には『舌の上の君』の前身である『異世界異食異聞』を読んでくださった方、『呪胎告知』からの方、色々おられると思います。
尾籠憲一先生やヘンリー・ダーガーのような真の創作者ではない僕が「自分の小説は面白い」という砂のお城のような自信を守り続けられたのは、皆さんが「あなたの小説は面白い」と言ってくださったからです。
本当にありがとうございました。
今のところタイトルしか明かせない(そのタイトルも変更の可能性あり)新作は『舌の上の君』ほど耽美でもないですし、反出生主義を全開にした『呪胎告知』ほど攻撃的でもないですが、それでも僕が真剣に思っていることを詰め込み、洗練されたエンターテインメントになるよう力を尽くしたつもりです。
そういうわけで、ヰ坂暁の作品に興味や期待を抱いてくださる方に2ヶ月後の新作を手に取っていただけたら、作家としてこれ以上の喜びはありません。