私の映画を観る時に意見を聞く人は、三人いる。
その中の一人。
私が通っているスポーツジムのトレーナーの持論。
「悪は悪だからこそ輝き、また、正義も輝く」
トレーナーはクリフトファー・ノーラン、ナイト・シャマラン作品愛好家。
「あのさぁ、最近、『あの悪者にはこんな悲しい過去がありました』って系な映画多くない?
それって、興ざめするんだよなぁ。
隅田さんの大好きな時代劇だって『あの悪者は、実は農家のために云々』なんて言われたら斬るシーンがすっきりしないでしょ?
そりゃ、世の中は善も悪も線引きは難しいけどドラマで疑似体験することでガス抜きや考えるきっかけになるんだ。
今はそれがない」
某四半世紀以上やっている漫画を見て私が思い出したこと。