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タイトルおよび紹介文というもの

A Romantic Irony:女の子寝取ってそうだったので、生き方を変えることにした。
https://kakuyomu.jp/works/16818622173169632396

 タイトルと紹介文をほんの少しだけ調整。

 ベース設定だけ見ればNTRエロゲの竿役転生もので、続々現れるヒロインキャラ救済というテンプレっぽいですし、実際それを考えて始めたわけですが。

 しかしハーレムや独占やラブコメというものを特に考えていないため、それが目的であるという人とのギャップをどう埋めるか。タイトル詐欺だと思われず「思ったのと少し違ったけど悪くなかった」と感じてもらえるか。

 また逆に、美少女独占ハーレムラブコメじゃなくて青春ものが読みたいんだよ俺ぁ、という方にタイトルで切られずにどう興味を持っていただくか。

 理屈っぽくてズレたところのある、とっぽい少年が二言目には「仕方ねえなあ」って世話焼き行動を始める姿に興奮するとか、色んなタイプの女子キャラを見たい書きたいとか、そんな筆者の欲望に共感してくれそうな人をどうやって引き込むか。

 これ全部タイトルと紹介文にぶつけなきゃいけないんですよ、難しすぎる。

 まずタイトルで惹きつけないと紹介文まで見て貰えないのでこれが迷う。
 タイトルで惹かれた人間が紹介文で「つまんなさそう」と読む前から離れていっても困るし、紹介文の「ヒューマンドラマです」という主張を見て欲しい人間がタイトルで弾かれて紹介文まで辿り着かなかったらどうしようもない。

 おそらく他の作者様方もそんな懊悩を抱えながらタイトルや紹介文を考えてるんだと思いますが、自分を振り返っても、見る側としては当然そんなこと意識して読むことなんかないんですよね……。
 しかしその無意識に働きかける効果は決して無視できるものではないと思うのです。

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