恒星が終焉を迎え超新星爆発を起こした際に、ガンマ線バーストを伴う場合がある。
ガンマ線バーストとは、読んで字のごとく超大量のガンマ線が直線状に放出される現象のこと。恒星を貫くような形で放出される。
通常の爆発のように、同心円状に広がるものではなく、直線的で指向性がある。
ガンマ線バーストは、オゾン層を破壊する。4億4500万年前の大量絶滅は、ガンマ線バーストで、オゾン層が破壊された説が有力で、10秒降り注いだだけで、オゾン層の半分が失われたと推定されている。
地球から10光年の距離でガンマ線バーストが、起きた場合 → 面する半球面は全部燃え尽きる。1ヘクタール(=100m×100m=10,000m2)ごとに核爆弾を一個落としたのと同じ威力。ガンマ線は大気中で化学反応を起こし、二酸化窒素を生成する。それが化学スモッグを作り空を覆う。太陽光は遮られ有毒な酸性雨を引き起こす。
地球から1000光年の距離でガンマ線バーストが起きた場合 → オゾン層が破壊される。地球上の大量の植物が死滅する。大気中の酸素の量が危険な量まで下がる。
3000光年の距離の場合 → 大量の人工衛星が破壊される。地球上の一部でインターネットが使えなくなる。
近距離で起きた場合 → 一瞬で地球は気化する。(ガンマ線バーストの影響ではなく、超新星爆発の影響で)