先程、ツイッターで呟いた『プレアデスの鎖を解け』における魔術とか、学術機関の武器の紹介のまとめ~。
【輝石の魔術】
宝石を消費し発動する魔術。発動する魔術は、宝石の「石言葉」「別名」「伝承」など様々な情報により変化する。
また、以下の要因も魔術に影響する。
宝石の透明度→透明なほど、純度の高い魔術になる
人工石か否か→魔術の威力。天然石>人工石。
サイズ→大きいほど攻撃範囲が広い。
【輝石の魔術その2】
作中で使用された宝石の由来は以下の通り。
ルビー→石言葉の『炎』より
真珠→東方の民が海を越えてもたらした宝石。ある伝承では「風を操る玉」として紹介されていた。
トルマリン→別名の『電気石』より
スフェーン→別名の『楔石』より
ラピスラズリ→石言葉『真実』より
【ヴィンス神父の魔術】
ルーン文字の刻まれた石を用いて行う結界術。使用された石は消費されるが、ヴィンス曰く、「文字さえ刻まれていれば、どんな石でもよい」とのこと。
EP2で披露した防御結界の他、人払いの結界(EP1)や遮光の結界(EP2)など、汎用性は高い。
【エドナの魔術】
魔術協会のお色気担当エドナ様の行使する魔術は悪魔術。
文字通り、媒介を消費して悪魔を召喚する(あるいは悪魔の力を借りる)。
基本的に、敬愛するヴィンス神父が関与しない限り本気にならないので、戦闘にはほとんど参加しない。
EP2でラジオを悪魔に持ってきてもらっていた。
(正確に言うと、悪魔はどこからか魔術を盗み、エドナに提供している)
(彼女が召喚した悪魔の能力は「盗み」であるため)
【エドの仮面】
学術機関の教授エメリ・ヴィンチにより設計された、身体能力を強化する仮面。
微弱な電気信号により使用者の神経を活性化し、プログラムされた生物(哺乳類に限る)に類似した身体能力を付与する。
豹(ヒョウ)→跳躍力の向上、熊→腕力の向上など。
【マリィの剣】
学術機関所属、エドの姉貴分なマリィの武器は形状変化する剣。
こちらもエメリ・ヴィンチ教授考案の武器です。
通常時は分節した刃が組み合わさった形をしていますが、使用者の呼びかけによりプログラムされた剣の形状に変化します。
現在までに、大剣(クレイモア)型のみ確認済み。
【テオドルスの武器】
学術機関所属、エドの兄貴分的存在なテオドルスの武器は今の所不明。
ただし、彼はプログラムのハッキングなどを得意としている様子(なので、実質、裏方作業が多い)(更に言うと、エド、マリィの武器に組み込まれたプログラムにもテオが関与している)。
【ラナの懐古時計】
懐古症候群を治療する能力を持つ。
アラン曰く、『時計の内部には大量のルビーが使用されており、それを利用した輝石の魔術の一種』なのだそう。なお、EP1~EP3を通して、この懐古時計は『養父からラナに贈られた物』である。
【輝石の魔女と奇跡の悪魔】
かつて世界を救ったとされる悪魔と魔女のこと。科学都市サブリエにおいて、比較的メジャーな伝説の一つ。この伝説がどこから来たものなのか。何を指すものなのか。そこのところは判然としない。
なおEP3における魔術協会では、この伝説を特に強く信奉している。
【エドの短剣】
エドが仮面と共に使用している武器。
こちらも学術機関のエメリ・ヴィンチ教授の考案。
刃としての鋭さは通常の刃物と変わらないが、裂傷時に産生される発痛物質(痛みの原因となる物)の量を調節することで「傷を負わせた相手に与える痛みを調節できる」。
上記の特性を考えると、EP2で、エドがラナを攻撃した際には手加減していたと考えられる(個人的エモポイントの一つ
【天秤屋】
EP1にてラナがアランに連れられて懐古時計を売りにいったアンティーク店。EP3でも再登場済み。口調の割に年を食っている店主は無類の骨董好き。ただし、収集のみならず手入れをして必要とする人のところまで届けるのがライフワーク。
そのネットワークの広さから、珍しい品も入手可能。このため、魔術協会の面々は魔術に使用する触媒を天秤屋から仕入れている。なお、天秤屋のエンブレムは「蛇とドラゴンを秤にかけた天秤」
【各機関のエンブレム】
「プレアデスの鎖を解け」には3つの機関が存在し、それぞれを代表するエンブレムを好んで使用する。
魔術協会(ソサリエ)→双頭のドラゴン
学術機関(アカデミア)→自身の尾を噛む蛇
警察→大翼を広げた鷲
(これを踏まえた上で、天秤屋の情報を再読するのが個人的エモ)
【科学都市サブリエの大時計】
都市の中心に据えられた大時計で、観光名所の一つ。サブリエが始まった時から動き続けているとされ、今に至るまで寸分の狂いなく時を刻み続けている。なお、サブリエのみならず世界中の電子機器や時計が、大時計と繋がることで時間管理を行っている。
【科学都市サブリエ】
本世界で最も科学技術の発達した都市。その始まりは時計産業であり、古くは砂時計を作製していた(「サブリエ」という都市名もここに由来する)。現在は学術機関(アカデミア)と呼ばれる研究機関兼大学施設が、この都市を支えている。
【魔術協会(ソサリエ)】
科学都市サブリエに生きる魔術師たちが所属する機関。現在はヴィンス神父が長を務めている。
その由来はサブリエの起源にまで遡り、最盛期は百を超える魔術師が所属していた。しかしながら、現在の構成メンバーはヴィンス、エドナ、アイシャ、アランおよびラナの5人。
【学術機関(アカデミア)】
科学都市サブリエにおける研究機関兼大学。医学、工学、生物学、農学、薬学、化学etc...あらゆる知識が日々研究されている。エメリ・ヴィンチ教授の研究室は、生物と工学の融合を目的とした研究室であり、(その研究手法も含めて)学術機関の中でも異端とされる。
【純血の魔術師】
純血とは、魔術師同士の婚姻を以って血脈を維持していることを指す。純血の魔術師は強力な魔術を有するとされる。現在確認されているのはサブリエを治めるカディル家のみ(これとは別に、郊外の街を治めていたリンネウス家も純血の魔術師であったが、十年前に滅んでいる)
【第一章の章タイトルの意味】
Il destino di amore non corrisposto.
「これは運命の片想い」