先ほど近況ノートを更新いたしましたが、もう少しだけ、お話させてください。
ほとんど独り言で、私情です。
ですが、自分の中で悶々としていたものに区切りをつけるために、少しだけ語らせて頂きます(何かあったら消すかもしれませんが…)。
今月、去るカクヨムユーザーの方が亡くなられました。
その方は、私がカクヨムを使い始めた当初、一番最初に親しくしていただいた方でした。
私がこのサイトに登録したのは昨年の十月頃なので、交流していた期間は半年にも満たないです。悲しむのもおこがましい気がします。ネットという性質上なのでしょうか。実際のところ、悲しいのか、悲しくないのか、自分でも感情を持て余しています。
でも訃報をお聞きした時、何かが自分の中で変わりました。空虚とか、寂しいとか、そういった部類の感情が胸をよぎりました。
二年間ブランクがあって執筆を始めた私にとって、その方は特別な方でした。
それは、その方が、私の作品に初めて感想を寄せて下さった方だったからでした。本当に作品を完結させることができるのか。不安しかなかった私にとって、その感想はとても特別なものでした。
また、その方を通して、私はたくさんのカクヨムユーザーの方と交流する機会も得ました。『完結を目指して助けあおうの会』という自主企画のおかげで、出会えた作品は今でも追っかけてます。その方にお勧めされた縁で、読み始めた作品、交流することのできた作者様もいます。
更新を続けていく過程で、作品を通して多くのユーザーの方と出会いました。でもそれは結局、一番最初に、その方が私の作品にコメントを寄せてくださり、頑張って更新を続けて行こうと思わせてくださったから、こそなのだと思います。
ネットはともすると、縁というものとは程遠い環境になりがちです。
実際に顔を合わせる機会もなく、実名を名乗ることもなく、更新を辞めてコミュニティから遠ざかれば、たちまち繋がりは切れてしまう。
更新を続けていたって、昔からの読者の方が、ずっと読み続けてくれるとも限らない。
ですが、一方で、自分の人生の中で繋がるはずもなかった人達と繋がることのできる環境でもある。その繋がりが、私に何かを教えてくれることがある。長い作品にもかかわらず、追っかけて下さる心優しい方がいる。
その意味で、インターネットは縁に溢れている優しい世界なのかもしれません。
ここまで読んでくださった方。
結論のない私の独り言におつきあい頂きありがとうございます。
そして大家一元様。
早く作品を完結させて、報告をしたかった…と悔やんでも悔やみきれません。
ですが、必ず完結させてみせます。