本編3章第9話のおまけパートです。
まだお読みになられていませんでしたら先に本編を読んでいただけると幸いです。
サポーター様向けに書こうかなと思いつつ、広げられなさすぎて筆を折りました。女性関係を書くの下手すぎなのでは…?
サポーター様向けコンテンツがウカまみれになってしまう…。
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side ハル
「え! い、いいんですか!?」
先輩から手渡されたのは翼をモチーフにあしらわれた綺麗な指輪。嵌め込まれた宝石が淡い光を纏っていてとても綺麗だ。
とても高価な物に見えるけど渡す相手が私でいいのかな…? もちろんこんな素敵な指輪をもらえて嬉しいけれど心配が勝ってしまう。
「でも高価な物なんじゃ… 私でいいんですか?」
「ん? ああ。ハルに似合っているからな。」
…!?
先輩に似合ってるって言ってもらえた!?
「え…!? に、似合ってるなんてそんな…。〜♪」
思わず口元が緩んでしまう。
心臓はバクバク言い続けている。
たった一言。それでも一言。
あぁ、私ってちょろいなぁ、と思いながら。指に輝くその指輪を、大切にしようと思うのだった。