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戒厳令とは?

韓国で行われた戒厳令が、ニュースを騒がせています。

隣国での政治的事件に対し、危機感を覚えている人も多いことでしょう。

そこで、今回は戒厳令について紹介しようと思います。

戒厳令とは、国家の一大事が発生した際に、政府機能を軍に移管する制度のことです。

国家の一大事には、例えば他国からの侵攻や自然災害、暴動などが挙げられます。

戒厳令が発令されると、平時であれば民間人に保証されている様々な権利を制限することが可能です。

制限の程度は各国によって異なりますが、例えば、報道を規制したり、集会を禁止したり、危険人物を拘束したりすることができます。

これには、一時的に政府の力を強化して事態への対応力を強め、より多くの国民の命を守ることができるというメリットもありますが、今回の事件のように、政権側や一部の軍人によって悪用されるリスクもあります。

現在の日本には、このような法律は存在していませんが、今後、国際情勢が厳しさを増す中で、戒厳の制度が定められる可能性もあります。

そうなった時、我々国民には、政府が不当な戒厳令を発令していないか監視するという、非常に重要な義務が生じます。

今の日本にも、非常時に国家を守る戒厳という制度は必要かもしれませんが、それ以前に、日本人の政治に対する意識を高める必要もあるでしょう。

そういう意味で、韓国での事件は注目する価値が高いと思います。

戒厳という毒にも薬にもなる制度をどう扱うべきなのか。

学ぶなら、早いほうが良いでしょう。

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