こんばんは、ヲトブソラです。
先程、公開した掌編小説『花の名』は、今までの私の作品とは毛色が違います。というのも、作家であり友人のある方から新美南吉の『花をうめる』を読んで欲しいと勧められ、読み終わった直後から翌朝まで感想や解釈、あの年齢までに見ていた世界と変わり始めた世界、世界の終わりを通話で、翌朝まで話し合うほど心が揺れた体験でした。
それから、すぐに私の体験した“あの日のこと”を書き始め、ペンを置いたときに出来上がっていたのが『花の名』です。
私にとって、あの頃の事は上手く思い出せず、おとぎ話のような世界ばかり記憶しています。しかし、所々にじゅくじゅくしていて完治せず、また生臭くて、酷く嫌悪を感じる私がいる。
その言語化しにくい感覚や想い出を『花をうめる』はしていて、酷い衝撃を受けたのです。
今回、この『花の名』を書くきっかけと、新しい気付きをもたらす機会をくれた友人に最大級の感謝を。また『花の名』を読まれた方々に、何かしらの気付きや想い返しがあれば、それが一番の幸せです。
https://kakuyomu.jp/works/16818093087632775294/episodes/16818093087632846179