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エンドレスエイトからの消失を見ました。



 どうも、ふくいけんです。


 私事ですが、僕はエログロ含めて様々な作品を書きますが、SFだけは書きません。
 それは僕が中学時代に読んだ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズがSFの最高傑作(少なくともライトノベルテイストのSFでは至高の作品)だからであり、それを超えられる気が全くしなかったからです。
 (ラノベじゃなければ星新一氏や筒井康隆氏、漫画ならば手塚治虫氏や藤子・F・不二雄氏等がいらっしゃるのですが、彼等は最早SF界の偉人なので比べるのも烏滸がましいレベルです)

 で、「エンドレスエイト88時間放送」という気が狂ったとしか言えない企画からの、『涼宮ハルヒの消失』を見ました。
 初見でした。
 当時は既に原作が更新されなくなっていたので、ある種、一つの最終回であるこの話を見てしまうと、自分の中のハルヒが終わると思ってしまっていたからです。
 だから、あえて見ないようにしていました。

 正直に言います。
 泣き掛けました。
 『グリーンマイル』以来でした。
 もう二度と見れないかもしれません……泣いちゃうので。


 原作勢で、完全に初見でした。
 でも、所々のシーンで、キャラクターの台詞が分かってしまうんです。
 もう前に読んだのは五年以上前なのに、覚えてるんですよ。
 本当に僕はこの作品が好きなんだと思い知りました。

 僕は『涼宮ハルヒの憂鬱』が大好きです。
 この作品があったからこそ、SFを書かないことを決めました。
 改めてそのことが分かりました。

 これからも多分、SFは書かないと思います。
 それが『ライトノベル』の面白さを教えてくれたこの作品に対する敬意の表現であり、創作者としての敗北宣言です。


 平成最後の夏に、最高の思い出ができました。
 僕は本当に幸せ者です。
 生きてて良かったと思いました。

 ……まあ。
 谷川流氏が続きを書かなくなって、自分好みの作品が一つ消え、仕方なしに自分で「自分が楽しめる作品」を書き出したのが創作のキッカケではあるので、それについては感謝しています。
 (同じ意味で感謝しているのは片山憲太郎氏等です)


 僕もいつか、こんな風に十年後に見返して、「ああ俺はこの作品が好きだったんだ」「また見返したいな」と思える作品を書けるようになりたいと思います。
 少し難しい目標ですが、頑張ります。

 皆さん、僕の作品とかどうでもいいので、『涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ』を見よう!!

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