まず最初に。
今日になって、近況ノートというものの存在をちゃんと認識しました。
連載を始めてから一か月半以上。
十一万字以上書いて。
十七話まで投稿して。
それで今さらです。
私はいったい今までカクヨムの何を見ていたんでしょうか。
自分でもちょっと心配になってきました。
せっかく見つけたので、今日は少しだけ長く、今の自分のことを書いてみようと思います。
現在、『シルヴァナの瞳 ~処刑された勇者は魔狼となり、神話の嘘を焼く~』という異世界ファンタジーを連載しています。
六月二十日頃から投稿を始めて、第十話あたりまではほぼ連日更新。
そこからは少しずつ間隔が空いて、今は一週間に一、二回くらいの更新になっています。
理由はいくつかあります。
一番単純なのは、私が高校三年生だからです。
いわゆる受験生です。
進路のことも考えなければいけないし、当然ながら勉強もしなければならない。
でも小説も書きたい。
授業中や勉強中に次の場面を思いつくと書きたくなるし、いざ小説を書き始めると「ここはもう少し直せる」「この人物なら本当にこんなことを言うだろうか」「この伏線はここで見せるべきか」と考え始めて、気づけばかなり時間が経っています。
なかなか困ったものです。
そもそも、この作品を始めたときは、ここまで大げさなことになる予定ではありませんでした。
一度、いわゆるWeb小説らしい異世界ものを自分でも書いてみたかった。
転生、勇者、魔法、レベル、成り上がり。
そういった馴染みのある要素を使って一本書きながら、Web小説ではどういうテンポが読まれるのか、どんな場面に反応してもらえるのか、自分に長期連載ができるのか。
まずは経験してみよう。
最初は、かなりその程度の気持ちでした。
私はまだ新人です。
小説をどう見せれば読んでもらえるのかも、更新頻度をどうすればいいのかも、PVや★をどう受け止めればいいのかも、実のところよくわかっていません。
現在、十一万字を越えて、PVはまだ六百五十ほど。
ありがたいことに★や応援、作品フォローもいただいています。
本当に嬉しいです。
一つ応援が増えただけでも、今でも普通に何度か見直します。
ただ、その数字が新人として多いのか少ないのか。
作品を続けていけば伸びるものなのか。
そもそも読者の方が途中まで読んで離れているのか、単純に作品そのものを見つけてもらえていないのか。
経験がないので、判断がつきません。
そして、もう一つ困ったことがあります。
書いているうちに、この作品が最初に考えていたものから、かなり遠いところまで来てしまいました。
「処刑された元勇者が魔狼に転生して、火球一つから成り上がる」
最初の形は、かなり単純でした。
ところが書き始めると、
「そもそも勇者って何だろう」
「魔王は本当に魔王なのか」
「人間側が正義だと信じている歴史は、本当に正しいのか」
「神が存在する世界なら、神とは何なのか」
「人間と魔族が殺し合っているなら、それぞれの国家は何を考えているのか」
そんなことを考え始めました。
そこから国家が増えました。
政治が増えました。
宗教が増えました。
歴史が増えました。
登場人物が増えました。
過去と未来をつなぐ伏線まで増えました。
気がつけば、最初はもっと気軽に書くつもりだった作品に、自分でかなり大きな世界を作り始めていました。
たぶん私は、設定を考え始めると止まらない人間なんだと思います。
しかも困ったことに。
今は、それがかなり楽しいです。
だからこそ悩んでいます。
Web小説としては、もっとテンポを上げた方がいいのかもしれない。
主人公をもっと長く画面に出した方がいいのかもしれない。
政治や他陣営の話は減らした方がいいのかもしれない。
もっと早く強くして、もっと早く敵を倒して、明確な爽快感を出した方がいいのかもしれない。
そう思う一方で。
今まで書いてきた人物や世界を、数字だけを理由に急いで畳んでしまうのも違う気がしています。
特に最近の話まで書いて、自分の中ではようやく、この物語が「何の話なのか」がはっきりしてきました。
これは単に、弱かった主人公が強くなって復讐する話ではなく。
他人から勇者と呼ばれ。
失敗作と呼ばれ。
魔族と呼ばれ。
何度も「お前はこういう存在だ」と決めつけられてきた主人公が。
最後には、自分が何者なのかを自分で決める話なのだと思っています。
最初からそこまで綺麗に考えていたわけではありません。
書きながら人物を追いかけていたら、いつの間にかそこへ辿り着いていました。
そして実は。
いつか書きたいと思って、かなり長い間考えている別の異世界長編もあります。
そちらはもっと王道の冒険と成長を中心にした物語で、世界も登場人物も、今作以上に大きなものになる予定です。
だから当初は、『シルヴァナの瞳』でまずWeb小説を書く経験を積んでから、いつかそちらへ行こうと思っていました。
でも今は。
この作品を「練習だったから」と途中で置いていくのは、たぶん違うと思っています。
少なくとも。
ガルムが今歩いているところには、一度きちんとした答えを出してやりたい。
そう考えています。
一方で、私は高校三年生です。
時間は無限ではありません。
小説だけを書いていればいい一年でもありません。
だから更新が遅くなることもあると思います。
それでも、今のところは書くのをやめるつもりはありません。
むしろ問題は。
書きたいものが多すぎることです。
新人なので、まだ何が正しいのかわかりません。
もしカクヨムで長く書いている方がこれを読んでいたら、
「新人の頃はこうだった」
「更新はこれくらいでも大丈夫だった」
「その文字数と数字ならこう考えた方がいい」
みたいな経験談があれば、聞いてみたいです。
そして『シルヴァナの瞳』を読んでくださっている方には。
面白かったところだけでなく、
「ここは少し長かった」
「この話はわかりにくかった」
「この人物をもっと見たい」
「ここから面白くなった」
みたいなことも、教えていただけたらとても助かります。
感想というより、単純に知りたいんです。
自分が書いているものが、読んでいる側からはどう見えているのか。
作者本人には、それが一番わからないので。
長くなりました。
近況ノートというものを発見した初日に、いきなり近況ではなく人生相談みたいな文章を書いてしまいました。
たぶん使い方を間違えています。
でも。
せっかく見つけたので、これからはたまに使ってみようと思います。
いつも読んでくださっている方。
★や応援をくださった方。
作品をフォローして、続きを待ってくださっている方。
本当にありがとうございます。
受験生なので更新速度と戦いながら。
作者なので設定が増殖する病気とも戦いながら。
もう少しだけ、この世界を先へ進めてみます。
これからも『シルヴァナの瞳』を、よろしくお願いします。