開催前に10万字用意しとけよという文句は全く聞こえぬ。
何故なら参加を決意したのは開催1ヶ月前。
プロットはあっても本文がない状態じゃったからのう。
わしは今、更新に追いつかれぬよう執筆の真っ最中じゃ。
書くだけならまだしも、更新に追いつかれないように先んじて書き続けるというのがこれまた辛い。
まらそんじゃ。持久走じゃ。いや、しゃとるらんじゃ。
1話書いて息をつき、また1話を書いて息をつく。
止まっておれば恐怖の音階に追いつかれる。
油断すれば音階の間隔が狭まる。
細かな小休憩を挟みながら執筆を続けなければならぬのじゃ。
このような執筆は生まれてこの方経験がない。
適切な執筆速度も把握出来ておらぬ。
一番恐れておるのは、燃え尽き症候群じゃ。
急に気力が尽きて続きを書けぬことが何よりこわい。
気分転換なぞわしには効果をもたらさぬ。
美味いものも遊興も、一時の満足を与えるだけ。
わしを今も走らせておるのは、書き切らねばという使命感と、評価をしてくださった読者の皆様へ早く続きを読んでいただきたいという欲だけなのじゃ。
作品の応援、お頼み申す。
梢月紙遊「神様になる君に恋をした。」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650077147915