「トム君がいなくなった原因は、あなたたちにある!」と、ハリソン夫妻を強く追及したマーガレット。そんな彼女の問いかけに対し、フローラはこれまで隠し通していた自分の胸の内を語りはじめます……
一人の女性として……一人の母親として、トーマスへ愛情を注いできたフローラ。その愛情が深かった、いや、深すぎただけに、真実を知ったトーマスが傷つき、トーマスが自分たちの元からいなくなることを、何より恐れていた、というフローラの気持ちを初めて知る香澄たち……
そしてフローラの気持ちを知りつつも、自分が何もしなかったことに自責の念にかられるハリソン教授……一体誰が彼らを責めることが出来るのでしょうか?
これからも良い意味で胸が苦しくなるような場面を、どんどん執筆していきたいと思います。今後の展開に、ご期待ください!