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国喰い魔女:蛇足

国喰い魔女について元からあった設定と後から思いついた物が結構あり、この先出す機会もないと思うのでここにまとめておきます。





少年
・人類史上でも数人しかいない程強大な魔力を持った少年。魔女さんと一緒に生活していても七日は生存可能。
植物に関する魔法についての才能を持っているが、使い方を知らない。魔女さんも魔法の知識がないので彼の才能は今後花開くことがない。
なぜ元の環境でも魔力と才能を認められなかったかと言うと、大昔の魔女討伐戦で有力な魔法使いは概ね命を落とし、残された文献も急な砂漠化に呑み込まれて紛失。現在では大陸全体の魔法文明がかなり廃れて彼を評価できる人間がいなかった為。つまり魔女さんが遠因でもある。

・花を育てる実験の時以外は家事をしている。魔女さんが料理だけはなぜかさせてくれない。
掃除をしている時に隠し部屋があることに気付いたが、何となく見て見ぬフリをしている。彼は彼で、この生活を壊してしまう何かがあることから目を反らしている。無自覚ではあるけれど。

・魔女さんのことが大好き。異性としての感覚もなくはないが、当初のお姉ちゃんという呼び方の通り、家族への愛に近い。
魔女さんは彼が自分に依存していないかと心配しているが、案外一般的な愛情で接している。



国喰い魔女
・魔女と呼ばれているが他称されたことが元で魔法が使えるわけではない。むしろ魔法の知識はほとんどない。かつて彼女を殺しに来た英雄達の会話から魔力等の概念を知った。

・数百年間砂漠にいたが水以外に摂取できるものがない環境だった為ちょくちょく餓死していた。
少年が来てからは彼の力で育った食べられる植物と肉を食べ始める。けれど超長期間の絶食と空腹でいつの間にか味覚は失われていた。
それについては諦めているけどちゃんと味付けができているか不安。

・本人も理解していないが、魔女の特性の正体は魔力の浄化機関。彼女が吸った魔力は身に溜め込まれた後、薄く薄く希釈、放出され世界に還元されている。
世界に満ちた魔力の不純度が一定値を超えた時に現れる存在で、認知されていないだけで過去に数度、似た存在が出現している。
不死性については単純に蓄積された魔力を利用して同一の身体を作り出している。なので、今の彼女はクローン的な存在。同じ記憶を持った複製体の様なもの。最初の自死で元の身体は死んでいる。死をきっかけに魔力が見える様になったのも、身体の構成が純粋な魔力に近くなったから。
寿命の概念はなくなっているが、もし魔力の浄化が完了したらその瞬間死に至る。本人は知る由もない。

・魔力を吸うと言っても元の範囲は山一つ分程。何故国をいくつも呑む事態になったかについては国側が魔法を撃ちまくったせい。
魔法を使うには人やその地の魔力を使う。その魔力は普通なら使った後に還元される物。けれど魔女さんという魔力を溜め込む存在に対して何も考えず国を上げて大魔法を使い続けた為国中の魔力が枯渇し砂漠化した。
つまり国が滅んだことに関してはほぼ自滅で、魔女さんの口に自分達から飛び込んだ様なもの。

・魔女肉。酸っぱいらしい。保存しておく方法がない為毎晩の様に解体を行っている。小ぶりなナイフしか刃物を持っていないので解体は夜中まで続くこともしばしば。なので寝起きは悪く少年に起こされるまで眠り続ける。
肉は1日で使い切れる量ではないので使わなかった分は砂に埋めて処分している。冒頭の会話に出た骨は実は魔女さんのもの。
魔女肉には魔力が詰め込まれている為、魔力量が多い生物以外が食べると過剰摂取で死に至るか暴走する。
少年に心配をかけたくないので一緒の食事を摂っているが、最初の頃は味こそ感じないものの精神的にキツいものがありこっそり吐いていた。今は慣れたらしい。

・少年のことが大好き。身内に対する愛に近いが、結婚を申し込まれたら即OKするだろう。
実際は、かなり少年に依存している。彼が死んだら一緒に墓に埋まって永遠に死に続けるつもりでいる。

2件のコメント

  • すみません、余計なお世話かもしれませんが、キャッチコピーと、紹介文は書いたほうが良いかと思います。
    理由としましては、読者への情報を伝えるということと、レビューを書く際にどこまで書いていいのかがわからないためです。
    紹介文にあらすじ等が書かれていると、そこまでは書いていいのかなと思えるのですが、何も書かれていないとレビューを書くのが難しいです。
  • コメントありがとうございます。かなり突発で書いた話だったのでそういった物を考えていませんでした。考えて付け加えてみようと思います。
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