去年札幌の街中に出たヒグマ、被害者も多数出てしまいました。
政令指定都市である200万人が住む札幌ですが、周りを見れば決してクマが出てもおかしくないロケーションなんです。エゾシカなんて道庁赤レンガ辺りまで普通に来ますしね(笑)。
札幌市がある石狩平野の周りは当然ですが、海と山に囲まれているわけですが、その山には昔から野生動物が住んでいて、そこを切り開いて今は人が大勢住むことになりました。それだけ自然が豊かな土地なので、山菜やキノコと言った自然の恵みもたくさんあるわけです。
そもそもヒグマをはじめとした野生動物は、みな人間を怖い生き物として認識していますので、よっぽどのことが無ければ向こうから寄ってくることはありません。ヒグマの場合、人とばったり出会い頭に遭遇するとか、子熊が一緒に居るとかでなければ、基本的には向こうから人間を避けて行きます。
でも、最近からではなく山には昔からたくさんの野生動物がいるわけで、山に入る人なら誰しもヒグマには警戒してると思います。
僕のエッセイで度々登場する、アイヌネギが採れる山ですが、ここは厳密に言えば小樽市なのですが、山の入り口の国道は札幌市内、僕の家から高速道路を使うと30分も掛からない場所ですが、ヒグマはたくさんおります。
そしてこの山に入るたびにヒグマの痕跡(足跡とかフンとかね)が毎回見かけるわけで、それなりの装備は必須となります。
ヒグマに遭遇しないための装備、万が一遭遇した時の装備など、山遊びにもそれなりにお金が掛かったりします(笑)。
そんな3年ぶりの山、今年は積雪がまだ多く残っていますが、今年もしっかり出来立ての足跡を発見!きっと毎年確認する足跡の持ち主だと思います。
アイヌネギは美味しいですし栄養満点の山菜ですが、当然冬眠明けでお腹が空いてるヒグマもこれが大好物(汗)。僕ら人間はそんな自然のサイクルの中から少しだけお裾分けを頂いているという認識で、お互い不幸な出会いにならないように心がけて行きたいと思います。