ひめこい布線解説など2【※ネタバレ注意】


⑧クリスマス編

美紗(慣れてたけど、やっぱり叩かれるのと
   叩かれないのとでは違う)

→慣れてると言ってますが、では何故最初の
 方に瑞撫さんにじっと見られて脅えていた
 かというと。美紗はくゆ家に来て一年半
 くらい経っています。つまりそういう
 ことです。安全なとこから戻ると思い出し
 ちゃうよねっていう。

美紗(...この服着たら。私もサンタさんの
   仲間入り、できるかな...///?、、)

→ぶっちゃけ、くっそかっわwe~


一人で背負い込み過ぎじゃない?とか、そんなメンヘラ彼氏な言葉を、全部ゴミ箱に捨てて。

→???「やな物は全部ごーみ箱に捨てちゃえ~」なんですが、最初はメンヘラ彼氏な言葉「は」、だったのですが「を」にしました。

 その理由として虐待は重度の束縛感情からきていて、その人を管理したいという強い支配によって起こるからです。まぁ簡単に言いますと無意識のうちにそういう考えが受け継がれてしまっていると言うことを出したかったからです。心ではそう思ってるけど優しい人になりたい美紗の葛藤ですね。


美紗「結構、...無理やり勉強してたからね。」

→無理やり勉強してたから、ではなく『結構』
 が付いている。これは父親から愛して貰いた
 かった美紗の心境を表しており

  美紗は小さい頃からそれが当たり前だった
 ので虐待されていた事に対して父親を恨んで
 いるというより、最後まで愛されなかった
 と思っている。


 因みにくゆが貰ったプレゼントは事故で亡くなった実の姉がくゆの為に作ったマフラーと姉が大事にしていた物の遺品。最初はくゆは受け止めきれなかったが、美紗が来て今のくゆなら大丈夫だろうとお母さんが渡したもの。くゆみさで見られる。


??「なぁ...、お前。...俺の事馬鹿に
  してんだろ?」

??「家に帰ってきて早々煙草ばっか
  吸って。飯もまともに作んない
  のかよって、」

??「母さんと違ってひでぇ
  父親だって思ってんだろッッ!!!!、、」

→目を合わせたら襲ってくるポ●モンですね。
 自覚はあるようです。因みに美紗が落として壊したのは2章に出てきたウサギの時計です。たまに音がでないのはそういうこと


お母さん『やっぱり美紗ちゃんは今の生活より
     前の生活の方が...』

→人によってくゆ母の台詞か美紗母の台詞か
 分かれそうですが、これはくゆ母が言った
 台詞を本人が勘違いして受け取ったパターン
 です。
  
 実際はくゆ母が美紗母に対して、
 (美紗母が実の子と離れて暮らす事に
  なるけど良いの?)だったのですが、

  その一部を聞いてしまった美紗は
 【良い子じゃなかったら美紗母にいつでも
 返せる】と心のどこかで思ってるんじゃない
 か、と疑ってしまいます。

 ですが、クリスマス編の事もあり美紗ももう少しだけ大人を信用しても良いのかなと思う事が出来たと思います。


美紗((....ちゃんと謝らなきゃ、...この人達
   の前では普通の女の子でいたい
   よ...、お父さん))

 お母さんよりお父さんといる時間が長かったので、美紗にとっての親はどっちかというと父親です。一番近くに居たのが父親だったので美紗は大人が怖いものだと認識しています。

 家族で居たいなら嫌なとこを見せちゃいけない、でも今の家族の前では普通の女の子でいたいという美紗の葛藤です。

美紗「家族でも」

美紗「言えることと言えない事があるから。」

→美紗の本来の性格ですね。結構クール系。
 
美紗「私は、縁切れてもしょうがないなって
   人しかそういうことは言わないし」

美紗「くゆとは縁を切りたいと思ってないから」

→過去の話しはするなという雰囲気が
 滲み出ています。美紗はわりと切り捨て感情
 がばっさりしてる。切らせないでと笑顔で
 語ってるとこが感情が壊れてしまってる
 証拠です。

  あとこの辺りは美紗の精神が大分
 揺れています。クリスマスに会いにいけな  
 い、引っ越ししてしまう。どうすればいい
 考えたところでなにも出来ないしと

  そういった感情から悪夢まで見てしまい、
 過去のトラウマであるプレゼントまで貰って
 しまって(くゆ達は悪くない)昔の事
 思い出してちょっとしたナイーブな気分
 ですね。嫌な気分の時って嫌な事続きます。

 この辺はくゆみさに繋がってきますね。くゆみさだと展開がちょっと変わってきます。くゆがもうちょいイケメンになります。

 
怖がってごめんねという気持ちと一緒にプレゼントを頬にぴたっとくっつける。

...なんだかすごく、そうしたいって
思えたから...。

→心配されるのはまだちょっと苦手だけど、
 心配してくれてありがとう。という感謝の気
 持ちです。ちゃんと受け入れられなくて
 ごめんねって感じです

 怖い箱をくゆに当てる事で、そんな怖くないよってくゆに見せてる感じですね。大丈夫だよって。美紗って結構そういうとこあるんですよんね。


⑨大晦日編


美紗「...ふぅ」

美紗「...美味し、」

美紗(やっぱり寒い日は温かいお茶に限るよ)

→ちょっとおじいちゃん出てます。限るね
 ではなく限るよ なところがポイントです。
 


 かといってホームで鏡を見ながら結ぶのもそれはそれで人の視線を集める事になる

→美紗ってバックの中に鏡入れる子だったんですね。


 ☆因みに美紗の誕生日は10月です。天秤座が美紗の門番になるので、そういった理由です。


美紗(...こうやって見てると、晴華さんって
   本当に姉妹みたい。私にとってのくゆ
   みたいな、)

晴華「ん?」

美紗「ん、いや...、本当遅れちゃって
   すみません...。もう大丈夫ですから、
   お参りに行きましょう」

→くゆの事考えてます。


雪音「それで忘れて夢中になっていたのですか」

美紗「....いや、まぁ...」

美紗(今日の雪音の発言、トゲがあるなぁ...。)

☆絵が描けないスランプでイラついてる雪音。
 実際は皮肉に混ざって美紗に雪音より奈実樹
 を選んで申し訳ないと思って欲しいだけ
 だったりするが、
 
 雪音にとってそれは(独占欲は)不完全な
感情であり、美紗を束縛する権利など自分にないと思いながら。それでも絵を必死に描いたのに美紗が答えてくれないことにいじけています。拗ねてます。

 因みに晴華さんは保護者であり、彼女の性格上人の関係にあまり口を挟んだりしない人(良い意味でも悪い意味でも)なので空気と化してます。

 このお話で美紗ってメンヘラ製造機器っぽい性格してるよねと思ったのは多分筆者だけではないはず。


美紗「ちょっと、外出ない?」
→ここ、ちょっと表(おもて)出ない?
 にしようと思いましたが踏みとどまり
 ました。



最初から諦めれてしまえば、何も辛くない

出来ないなら、手放せば良いのに。

→これは、お父さんに愛される事を諦めた
 美紗と(出来ないなら、手放せば良いのに)
 は父親が美紗の事を見放したので手放せば
 良いのに。と言っています。

 それをしない雪音が好き という事です。


『雌犬のおいぬ様』
→筆者がよくTwitterで仲良い人にクソリプ
 してる時の話です。その後おばあちゃんが
 寿命で亡くなり、鉄鋼で働いている元悪者(イライラしてて雌犬を蹴って、固すぎて自分がダメージを受けたが、雌犬に猿夢を毎日
見せられて(狂っ)土下座しながら泣いて謝り改心した。後連れてこられた鉄鋼所。雌犬は宝石が(食べるの)大好き)に連れてこられる。

雌犬「体力ガ、人並み(以下)にゴミ」

と雌犬に言われる賽銭泥棒娘。つまり、鉄鋼で働いて体力を付けろという事。

 その後、何日か預けると賽銭泥棒は改心しており。師匠(元悪人)は腕を怪我していた。※落石してつるはしで岩をかち割った。

 おばあちゃんの意思を継ぎ鉄鋼仕事を続けようとするが師匠の後押しもあり冒険者の道を歩む。そして、村を壊滅寸前に追いやったメデューサとのピンチを前にしてスキル『勇者の孫娘』が発動する。月夜の夜一度だけ攻撃力を250%アップするというおばあちゃんの繋がりに涙しながら、メドゥーサの討伐を完遂させたのだった。

 空からおばあちゃんと二人で雌犬は元賽銭泥棒の娘を見ており、最後は雌犬が霊体のおばあちゃんにあわせてくれる。



取り敢えずその後は、寝不足で軽い貧血状態のままお参りするのは危ないって事で。

 3日間は絵を描かないよう雪音に念入りに釘を刺しながら、メールをするからちゃんと寝るように説得した。

→この辺り、お姉ちゃんしてるなって
 思いました。

 美紗が『みさ』の写真に向かって話してるシーンがありますが、他のカップルのある内容と実はリンクしています。あの人が美紗を好きな理由

くゆ「姉さん、大晦日はどうだったの?」

→何故、正月に聞かなかったのか。
 聞きづらかったのかな?それか寝てたか

雪音『あなたの約束通り、三ヶ日は何も
   せずに過ごしましたよ。やはり、しっかり
   と睡眠を取っていると身体が楽ですね。』

→何故3日後にメールをしたのか。
 会食のメールやら正月の挨拶やら、必要
 最低限の事だけしてスマホを閉じてた様
 です。何もするなと言われたので

 雪音も命令を聞く側の人間なんだなって分かります。



美紗(これで、良いの...?)

美紗(最後まで...見て見ないふりして、このまま
   それを認めて終わりにして、良いの...?)

美紗(...結果はそうなっちゃったけど、
   また、私は同じことを繰り返すの...?)

→物語には障害があるからこそ、物語として
 成立します。そこで諦めたら現実と同じ。
  障害を乗り越えてこそ王子様はお姫様と
 結ばれるのです。


美紗(だって...、絵って...無理やり描くもの
   じゃないのに...。絵は自分が描きたいの
   を描くものであって、)

美紗(描きたくないものを描くものじゃない。)

美紗(描きたくない時に描いた絵なんて...、
   そんなの...)

美紗(雪音が『描いた』絵じゃなくて、雪音が
  『描かされた』絵、でしかないもん...)

→ピッカピカの(高校)一年生♪
 (※但し、背景と締め切りは除く)

 ☆因みに絵は自分が描きたいのを描くのであって、は美紗が小さい頃虐待の辛さから逃れるために絵を描いていました。そんな美紗からすれば絵は人を幸せにするものです。だからこそ無理やり描かれてる絵に対して辛さを感じているのでしょう。



美紗(明日は、学校かぁ...。)

→学校に行き出したら雪音の引っ越しが
 いよいよ近くなるため。休み過ぎて→学校
 →(いつか)引っ越し
 


美紗(最後まで...見て、見ないふりして。
   このままそれだけ認めて終わりにして、
   それで...、)

美紗(...結果はそうなっちゃったけど、
   同じことをまた、繰り返すの...?)

→お父さんの事です。前は虐待をされても
 誰にも助けを呼ばないでアザが発覚して
 保護されましたが、また見てみないふりを
 するの?(どうにかすればお父さんを止められ
 たかもしれない、でも私は見ないふりを
 した。)って感じですね。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する