• 現代ファンタジー

小説を書く、ということについて

『正義の斜道』を投稿し始めて1年と数ヶ月が経ちました。私は今までに色々と作品の設定を考えこそすれ、実際にちゃんと書いたことは一度もありませんでした。しかしカクヨムなどで身近な方々の色々な作品を読むうちに、「生きている内に一作ぐらいは…」と思って書き始めたのが、『正義の斜道』でした。人気の取得は置いておき、まずは自分が好きと言える作品を書こうと、修行の意味もありカクヨムでの投稿を始めました。

しかし勢いだけで始めたこと、すぐに色々と大変になってきました。文字のペースがわからない、人物の動かし方がわからない、カッコいい戦いが描けない、そもそも文章が上手く書けない、etc…

更新ペースも勢いよく落ちていき、第5話は完結するまで半年以上かかりました。このままもう投げ出してしまおうかとも、正直思いました。しかし、カクヨムで書き続けられているいくつもの作品を読んだり、自分についてこの作品を挙げて言及されている方を見たりして、せめてキリのいいところまでは…と、なんとか書き上げることができました。もちろん、作品に頂いたコメントや星も、背中を押してくれました。

1年以上かけて11万字ほど書いてみて、コンテストに挑戦するため短期で猛烈に書かれる方や、じっくりと構想を練って定期的に更新される方の凄さが改めてわかりました。作品にかける情熱や、モチベーションを維持する力など、どれも人並み外れたものであると私は思います。未熟も未熟ですが、小説を書くこと、何かを創り上げるということに、少しでも触れられたことはよかったと思います。

『正義の斜道』は、上記の通り第5話でちょうど一区切りなイメージです。ラノベで言えば第1巻、OVAならここまでやって打ち切りみたいな…わかりづらいですね。後々の展開の構想自体はありますが、書き続けられるのか、ちゃんと終わらせられるのかはわかりません。他に何か書き出すかもしれません。でも、無理のない範囲で続けられればと思います。

次回更新がいつになるか、そもそもあるかもわかりませんが、これまで少しでも読んでくださった皆々様、改めてありがとうございました。

1件のコメント

  • お疲れ様でした。小説、書き始めてみると意外にあれも分からんこれも分からん、全部分からんだらけで、なんか仮想上に存在するボディの動かし方を一から覚えるような、ある種の不毛さがあると思います。
    これから更新を拝見しますが、投げ出すことなく区切りのつく所まで書かれたこと、素敵です。そして、おめでとうございます!
    なんだかんだ初期の頃から読み続けていたので、ちょっと感慨深いものもありますね。

    それでは、コメントお邪魔いたしました。
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