これってSFかなぁ?

フランケンシュタインという作品がSFと考えられている理由は、研究室レベルで確認できた最新技術が使われているからだろう。当時、医学的な知識から作られた小説は少なくなかったようだが、食品偽装と同質の疑念があるのだから、友情とか出てくると少し不思議になって愛憎とかが出るとかなり怪しくなるもので、そういったSF風ファンタジーとこれが一線を画した点は、実験でできた医療技術を積み重ねてゆけば、やがて人造人間がつくられる日もあるという事実はウソではなかったこと。つまり、その実用化にあたっての技術的な問題点を小説の骨格にしていたからだった。だとすると例えば、Cells at work!やらPsycopassといったアニメもSFだったりする。地の文章はフィクションというウソだけれど、出てくるアイテムの説明は似非科学ではないからだ。次にもう一点は、SFには科学的アプローチを描いたものがあって、とても意外なことに小説の科学設定はデタラメであっても良かったりする。こういったものを含むあらゆる分野の小説を、広義のSFという、らしい。これはSF的思考とよばれ、 Golden kamuyや亜人ちゃんは……だってSF、みたいな。わかりやすい言い方をすると、科学的設定は今のところのウソでもいいんだが、それについて物語で検証可能な実験ができているのもSFといえるのだろう。

SFとは科学の成果をつみ重ねるか、科学的思考法で組み立てるか、どちらかという制約があるってことですな。

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