※本内容には、連載中の第六話までのネタバレが含まれる場合がありますのでご注意ください。
さてさて、今週も無事投稿できましたニチサハ、こと「非日常は日常茶飯事」。
しょぼん(´・ω・`)の作風から、1シーン長い時あるんですけど、5~6話はここはそれが非常に顕著なシーンのひとつでしたね。
何しろ合わせて10000文字弱。今回だけで5000文字ありますから(汗)
多少説明が多くなる回だったのもあるんですけど、元々自身の作風が「シーンの切り替わりは多くない代わりに、そのシーンの密度をあげたい」タイプなのもあり、中々大きく話が進まないなぁ、と思う方も多いかもしれません。
その分、シーンの中で何らかの感情変化とか、物語としての動きはあるように書いているつもりなので、読み応えはある! と思いたいなぁ……。
(期待に添えてなかったらごめんなさい)
次回はついに、待っている人は待っていたであろう展開がやってきます。
作品を最初から読んでいる人は「やっとくるのか」となるかもしれないあのシーンの顛末。
と、そんなシーンも来る、ということで。
今回のよもやま話は「表現」についてです。
しょぼん(´・ω・`)さんは、自分の文章を書く中で、常々思っていることがあるのですよ。
どうしても、描写しきれない部分があるのだと。
よくマンガや映像に小説は勝てない、という話があります。
映像やマンガなら数秒、数コマで表現できる部分を、小説は数十、数百の文字で表現しなければいけない訳で、観る側、読む側がさっと認識するのは実はちょっと大変だったりします。
勿論文字数を掛け表現すべきところは表現すべき、なんですが。
実は、そこを敢えてそこまでしていない箇所があります。
例えば、主な登場キャラの外見描写。
◆雅騎(プロローグより)
短い黒髪の精悍な顔立ちをした青年
◆佳穂(一話より)
栗毛色のセミロングの髪を持つ綾摩佳穂
◆御影(一話より)
漆黒のポニーテールの少女
◆霧華(一話より)
短い赤髪の少女が、眼鏡の下に~
◆エルフィ(一話より)
翼を背負い金髪の長髪を持つ白いローブを纏った女性
シーンにより動きのため追加描写(武器とか服装とか)が出てくる場合もありますが、初登場で外見的特徴はこれだけです。
勿論、各キャラ達の会話や口調から捉える性格もあるので、ある程度イメージは膨らむ部分もあると思いますが、これを読んだ時、読者さんならどんなキャラを想像しますか?
多分ですが。
この作品のキャラを数人の絵師さんに書いてもらったら、本当に指定された部分以外、各自の好みが色濃く出るんじゃないかと思います。
それくらい、うちのキャラ表現はさっぱりとしているんですよね。
これは、描写をより濃くしてイメージ沸かせてもいいんですけど、そこがくどくなる位なら、読者のイメージに任せていいかなと思っているのです。
既に書籍化された方の作品だったり、イラスト描ける人なら、ビジュアル的に補完することができますよね。(羨ましい!)
そして、勿論自分の中の彼らの理想のイメージは自分にもありますから、奇跡的にそういう機会(=公式に絵がつく機会)に恵まれれば、しょぼん(´・ω・`)の好み丸出しで描いてもらうでしょう。
ですが、それまでは逆に「読者皆の彼、彼女」を思い描いてもらったほうが、読む側としても楽しいんじゃないかなって思うんですよね。
なので、こういう「読者に託す系スタイル」にしてたりします。
これと同じように、描写が深いシーンと、あっさり簡潔に、あらすじだてて表現するようなシーンが実は結構入り混じります。
今後の話で顕著なのは戦闘シーン。
全動作をすべて表現していたら、それはもう膨大になるし冗長になってしまうので、この辺りは文章を簡素化したり、あらすじだてたりする所が結構あるんですよ。
その代わり。
逆にその戦闘シーンを読者が想像する時には、自由な余地は残しているので、好きにシーンの動きを思い浮かべる事で補完し、楽しんで頂く。
そんなスタイルでお送りする作品だったりするのです。
まあ、そんな形で、とにかく読者の想像力に頼り、託す本作ではございますが、作者が作者だけにスタイル変わらないので、この辺りはご了承ください。
その分、より皆さんの好きなキャライメージで想像し、物語を楽しんでみてください!