里市です。試しに投稿作品のあれこれについて語ってみたいと思います。
自分の第一作目、一次創作小説の初書き作品「ウネンラギア」の裏話です。
【モチーフ】
主人公二人の造形は『アイドルマスター シャイニーカラーズ』に登場する浅倉透と樋口円香から多大な影響を受けました。
二次創作小説で何度も書くくらいには推し百合CPだったこともあり、初めて一次創作小説を書く上で登場人物の大元のイメージとして引用しました。
樋口円香→莉緒、浅倉透→ヒバリです。「ウネンラギア」がアイドルの話なのもここから来ています。
気兼ねなく緩やかな掛け合いをする二人とか、一緒につるんでいるのに何かがすれ違っている関係性とか、そういうCPが好きなのです。
そんな二人の心がほんの一瞬の間だけでも肉薄して交錯する瞬間はとても愛おしいです。
以後の拙作に登場する主役CPも、そうした距離感を根底に据えています。
もう一つの大きなモチーフは映画です。
私は映画が好きで、本作を書くにあたって「真夜中のカーボーイ」「ミリオンダラー・ベイビー」「座頭市物語」などを参考にしました。ブロマンスや哀愁がモチーフとして好きです。
「ウネンラギア」は初書き作品ということもあり、以後の自作にも通じる私の好きな要素を詰め込みました。
ヒバリが盲目なのは完全に「座頭市」をイメージソースにしました。
拙作の3作目「スケアクロウ」がまんま居合の話であるように、私は座頭市(ひいては勝新太郎)が大好きです。そこからペンネームも里市です。
それ故に一次創作を初めて書く際には盲目の登場人物を出そうと前々から考えていました。
ヒバリがよく微笑んでいるのは、勝新太郎が座頭市を演じる際に「視覚障害者が見せる微笑むような表情」を取り入れているエピソードが元ネタになっています。
穏やかな微笑みの中に哀愁を滲ませる座頭市のイメージを投影させました。
全体の雰囲気というか、イメソン付けるならNujabesの楽曲です。
「Luv(sic) Part 3」をずっと執筆作業中のBGMとして聴いていました。メロウで穏やかで、何処か切なさを感じさせるようなあのムードが大好きです。
そんな感じで今回は以上です。
また語れることが纏まったら近況ノートに投稿させて頂きます。
ここまで読んで頂いた皆様、ありがとうございます。