気付いたら前回の近況ノートから一週間以上経過してたので、慌てて更新に来ております。
光陰矢の如しとは、こういう状況を言うものか、と言った感じでありまして、二月も目前です。
前回の近況ノートで宣言した通り、お世話になった方、拙作に反応を頂けた方、私からレビューをつけに行った作品などに♡をぶん投げる祭りをして、およそ一週間経ちましたが……どうだったんですかね。
聞いた話によると☆をぶん投げすぎると規約違反かなんかでBAN対象にすらなり得るとかなんとかで、ハートをぶん投げるのもちょっと数を控えめにした方が良いのかな、とか考えておりましたが、私の方には特にお咎めなどはありません。
ハートと☆でなんか違うんかな……とか思っております。
また読者選考期間中に♡ぶん投げ祭りを開催しようと思っております。
どこにぶん投げるかは、あんまり決めてないんですけど。
さて、お話はガラリと変わりますが。
私が最近、よくよく顔を出している場所(なんか半分チャットルームみたいな感じで利用させていただいている場所)があるのですが、そこでチラッと『プロットの作り方』というものに関しての話題が出たんですよ。
それを聞いた時、私の場合はどうしてるかなぁ、と振り返ってみたのですが、お話が先行しているように思いました。
話の始まりと終わりをなんとなく決めて、その間を埋めて、各イベントに対して必要な人員を置くのであればどういう登場人物が必要なのかな、と。
この辺のやり方については、創作人各々のやり方があると思います。
キャラクターが先行して、この登場人物が一番輝ける舞台やストーリーを作り出すというタイプの作り方もあるでしょう。
これまで、私がカクヨムで読んできたお話は、おそらく後者の方が多いんじゃないかなぁ、という印象を受けています。
キャラクター小説とはこういうものを言うのだ! という感じで、個性の強いキャラクターでぶん殴ってくるタイプのお話。
割と現代の娯楽小説ではスタンダードな在り方だと思うんですよね。
かと言って、私のようなストーリー先行が悪いってわけでもないと思ってますけど。
私の個人的なお話をするのであれば、お話が決まってないとダラダラとどうでもいい話を続けがちなんですよね。
これ、結構私の悪癖にも近いところだと思ってるんですが、個性の強いキャラクターを輝かせようとすると、その幾多にも渡る個性の尖りを全部出したくなるじゃないですか。
そうするとあらゆるシーン、あらゆるエピソードを網羅しようとして、ついついお話が間延びしてしまう結果になりがちなんです。
結果的にストーリーの一番根幹となる『メインのお話』が全く進まず、横道に逸れたお話ばっかり溜まっていっちゃうってことに……。
ゲームとかで喩えるなら、メインクエストが全然終わってないのに、サブクエストだけ発生と収束を繰り返してる感じ。某ゼ〇ダをプレイしてた時に覚えた感覚に近いです……w
web小説なら文字数もページ数も関係ないので、好きなだけ書けばいいんですけど、私は元々出版社の賞レースに応募していた身ですので、限られた文字数、ページ数の中に過不足なくキャラクターの個性を詰め込まないといけなかったんです。
そのうえで娯楽のためのストーリーとして起承転結をつけて、一本のお話として成立させなきゃいけない、って結構大変だったんですよ。
そこで私は、先にお話の枠をある程度決める、という手法をとったわけですね。
これが結構な長い事続いたお蔭で、今の私の創作法に落ち着いたわけです。
(まぁ、長年賞レースに応募し続けた、ということは芽が出なかったという話でもあるので、その創作法が間違ってる可能性も無きにしも非ずなのですが)
現在、更新を優先している拙作『地球の娘とウチュウジン』に関しては、この染みついたプロットの切り方を実践しております。
初めにお話の枠を決めて、あとから登場人物のディテールを詰めるやり方。
やはりこの方が性に合っているというか、勝手がわかってる分、作りやすいんですよね。
また、対照的に『より良い世界のために』の方はweb小説の作法に則ってみよう、と思って書き始めたところもあるので、今までの手法とはかなり変わった方法で創作しています。
プロットの切り方も、ある程度はキャラクター優先にしてるつもりですしね。
エピソード数も『ページ上限を気にしなくていい!』という解放感に浮かれて増やしすぎた感もあります……w
どちらが良いのか悪いのか、という話ではないと思いますが、それぞれの作者さんごとに『合ったやり方』というのはあるのではないかな、と思いました。
余談ですが、私は『おそらくこの作品はストーリー先行の作り方だな』と思うお話の方が、読んでいても楽しめるな、と思いました。
創作の仕方と読書の仕方というのも似通るのかな……?