こんばんは。探偵狂です。しばらくご無沙汰していました。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今月の初めはちょっとね、積もった心のもやを吐き出すために、「短編集/火星から来た塩昆布」にばかり集中していました。忙しくてまだ書いてはいないのですが、胸の中でいろんな感情をまとめてみたり。
でもお褒めの言葉や励まし、それとはまた違いますけれど、好転反応のような凄いコメントを頂いている内にとても元気になりました。
ありがとうございます。私自身も浄化されたようです。
そんなわけで、最近はまた「僕のクレイジーDAYS」の方へ気持ちが向いています!
10月1日からスタートしたスニーカー文庫編集者さま主催の「カクヨムプロットコンテスト」にも、DAYSのプロットで参加させて頂きました。
④僕のクレイジーDAYS/
不運な青年リーハ・H・マフィーと殺し屋たちの奇妙な冒険
https://kakuyomu.jp/works/16817330647968918616※プロット&設定集のため、ネタバレにご注意ください!
編集のプロに作品の骨組みを見て頂けるなんて、またとないチャンス。
ありったけの情熱をぶつけるつもりで書き始めたら、指定の文字数を軽く超えるほど書き込んでしまって、削除作業にヒーヒー言ってました。
自分の小説の設定に興奮するなんてアホみたいですけど、一々「そうそう、これだよ」「天才だわこの作者」って思いましたね……。
実は、私は今まで「プロットなんて絶対書けない」って思っていたんです。
書こうとしたこともあるんですが、どういう風にまとめたら良いのかが分からなかった。展開を箇条書きしようとしても、すぐに台詞やアクションシーンの説明が入って来ちゃって、どうしても最後まで書き切れなかったんです。
ネットや書籍の「小説の書き方指南」を見ると、必ず「プロットを作りましょう」という章があるじゃないですか。私はいつもそれを読んで溜息をついたり、「いいさ、そんなの書けなくても!」と開き直ったりしていました。
でも、今度のコンテストにはどうしても参加してみたくて。頑張ろうと思ったんです。そしたら、全てが杞憂になるほど書けるわ書けるわ。どうして今まで出来ないと思っていたのかなって驚くぐらいに、プロットの作成は本当に面白くて楽しかったです!
公開した途端に読んでくださった方がいたり、「本編にもお邪魔します」とDAYSをフォローしてくださった方がいたり、そういうこともとても嬉しかったです。ありがたいですね……。
思えば、私はいつの間にか自分の「出来ない」を、「出来る」に変えて生きて来ました。
例えば小学生の時。私はいつか小説を書くための「文章力が欲しい」と思っていました。自分なりに工夫して書いた読書感想文や作文の評判があまり良くなかった(家族以外は無反応)からです。自分に文章を書く才能はないんだろうなと自信を失くしていました。
しかし、それから数年後。
成人を控えた私は、いつの間にか小説を書き始めていました。
かつて「文章力が欲しい」と願っていたことなどすっかり忘れるほど、書くことは楽しいな、私はこんなに妄想を物語に出来たんだ、と舞い上がっていました。
でも私は根気が続かなくて。
一つの物語を、どうしても最後まで書き切ることが出来なかったんです。本当は一つ一つきっちり終わらせて、例えば友達への手紙に同封したりってこともしたかった。私は「三日坊主の常習犯に生まれたからかな~」って落ち込んでいました。
けれども、現在。
私は完結作を幾つか持っています。
「聖夜の殺人」「あじさいの彼」「火星から来た塩昆布」、それから、細々とした問題があってカクヨムには投稿していませんが、「リーハは不運な魔法使い」や「アバンチュール:恋の冒険」もその仲間です。
クォリティのほどはね、まだアレかも知れませんが(汗)
ちゃんと書き切れましたよ。何でダメだって思ってたんでしょうね……。
この一連の流れを通して、私は自分自身に忍耐することや信じることを学びました。今は出来なくても、いつかは魔法のように出来ちゃうのだから、まあ落ち込むなよです。
そんなわけで、最近は執筆活動がぐっと楽しくなり、プロットを書いたことで「強調したいな」と改めて思った部分をDAYSに付け足したりしています。
リーハの伯父さんがリーハに残した手紙……という内容です。
(この手紙の存在をリーハはまだ知りません)
第1話「親愛なるお前へ」
https://kakuyomu.jp/works/16816700427396609464/episodes/16817330648758312275それから、来たるハロウィンのために(もうあと二日だ!)DAYSの番外編を書いています。
当初の予定は軽めのドタバタ劇、さらっと書いてDAYS本編の最新話として公開するつもりでしたが、もう7000文字を超えてしまったので、立派に一作としてページを立て公開しようと思っています(どうしてそうなった)
かっこかわいいサンクチュアリ・ボーイズの結構危険で奇妙なホリデーを、楽しみにしていてくださいね。今夜もこれから執筆します!