│'ω')チラリ
(ちょっと自慢してもいいですか?)
昨日、夢月みつき様が拙作『春に咲くおじさん』にAIイラストにてファンアートを描いてくださったのです!
【夢月みつき様のトップページ】
https://kakuyomu.jp/users/ca8000k 夢月さまのイラストって、ほんとに素敵なんですよ。たとえば、京野薫さまの『リムと魔法が消えた世界』のリムちゃんとか、ヒニヨルさまの『雨の国の物語り』のイラストとか、私すごく好きなんです。
ところでAIイラストってみなさん描かれたことありますか? 私は何度か挑戦したことがあるのですが、ホントに難しいのですよ。プロンプトといって言葉でイラストの内容を指示するのですが、私がやってもなかなか物語の雰囲気に合わせた絵を出力できないのです。でも、夢月様のイラストってバチっと物語が持つ雰囲気を纏っているのですよ。あとでご紹介しますが、今回のおじさんも凄いです。
これ、要は人物/情景描写なんですよね。作品をものすごく丁寧に読み込んでくださって、その上で全体の雰囲気から描写を足してイラストを構築してくださっているのだと思います。
やってみるとよくわかりますが、実はかなりのコストとセンスが必要なのですよ。しかも私の小説って、ストーリーメインで描写が少ないですからね(ホントすみません)。だから、本当に大変だったと思うのです。それを……それを……四枚も!!
嬉しすぎるぅぅぅぅ!!!!
ひゃっほぉぉぉぉ!!!!!
ということで!
最近出番がなくてウズウズしてるホーちゃんことホメルンさんと一緒に一枚ずつ紹介させてください!
【一枚目(夢月様の近況ノートに飛びます)】
https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093085350511650しぇ「いきなりすごいっす!」
ホー「ね! まずさ、夜なのがすごくいいよね! 当たり前のようにこういう描写を足してくれるところがすごいんだよ」
しぇ「赤いマフラーと深緑のジャケットを着てます!」
ホー「うん、この数少ない描写からここまで全体像をきちんと汲み取ってくれるってほんとにすごいからね? それに、この落ち着いた表情ね。金言めいたこと言いそうだもん!」
【二枚目】
https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093085350599476しぇ「このおじさんはすごくおじさんです!」
ホー「語彙力皆無かッ! でもこのおじさんは確かにめちゃくちゃ雰囲気あるかも。疲れた感じと優しそうな顔のバランスが絶妙なんだよね」
しぇ「あとベランダがめっちゃリアルです!」
ホー「確かに他の植物があるとことかリアルかも! ヒカリちゃんなら植えてそうだもん。あとマフラーの巻き方が他のおじさんに比べてちょっとダサいところも、アタシ的にはすごくポイント高いわ」
【三枚目】
https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093085350697265しぇ「いかついっすwww」
ホー「腕の血管やばwww」
しぇ「でもこれ楽しいだけじゃなくて、すごいんすよ」
ホー「そうなんだよね。春に咲くおじさんは裏設定でヒカリにとってのサンタクロースって意味があるんだけど、そのサンタ成分が表現されてるんだよね! まぁちょっとイケおじ感が暴走してるけどw てかさ、こういうのを一枚入れてくれるお茶目なところもサイコーなんだよね」
しぇ「夜中の夢月さま?」
ホー「ひ・つ・じーーーwww」
【四枚目(完了)】
https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093085350901843しぇ「すごくいいです。泣きそうっす」
ホー「夢月さんがこのおじさんを最後に持ってきてくれたのも嬉しいよね。たぶんこの場面、空には満月が浮かんでるんじゃないかな」
しぇ「……泣きそうっす」
ホー「アンタほんとに引くほど泣くもんね、自分が書いた小説で。てかさ、夢月さん、プロンプトでプランターに片足を入れるように書いてくれたんだって。そこまでこだわって描いてもらったんだよ?」
しぇ「……泣くっす」
ホー「こんなの初めてだもんね。ちなみにアタシもレビューもらっちゃったんだよね。読んだ?」
しぇ「読んだっす。すごく嬉しかったです」
ホー「そうだよね。見て欲しいところを的確にホメてくれるもんね。しかも夢月さんの言葉ってすごく真っ直ぐ届くんだよね」
しぇ「不思議っす」
ホー「ね、これは本当にすごいことなんだけど、あんまり語るのも失礼だからこのくらいにしとこうね。じゃあ最後はこのイラストと一緒に『春に咲くおじさん』の未公開(ボツ)シーンを公開しちゃおっかな! 字数制限で削ったとこあったじゃん? ホメルン出張番ってことで、いってみよー!」
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『春に咲くおじさん(未公開シーン)』
「絵、うまいな」
おじさんが初めて自分から声をかけてきた。絵……あぁ、あれを見ていたのか。
「私が描いたわけじゃないです」
就活もこれくらい自然に嘘をつけたら上手くいくだろうか。あれは私が高校生の時に描いて、しかも区の小さなコンテストで賞を獲った絵だ。あの大げさな額縁は受賞を知った父が馬鹿みたいに喜んで買ってきたものだ。
「名前……コメみたいな名前が書いてあんじゃねえか」
そうか、おじさんは名前を覚えられるのか。ついでに字も読めるらしい。最初に教えといてくれれば、こんなしょうもない嘘をつかなくて済んだのに。
「もう描けないんだから他人が描いたようなものでしょ。だいたい絵なんかどれだけうまくてもお金を稼げなきゃ意味ないし」
なにをムキになっているのだろうか。
「そういうもんか」
「そういうもんでしょ。ていうかそもそもうまくないんだよ。才能がないの」
なんだこれは。何がしたかったのか自分でもよくわからない。しばらくそのまま二人して外を眺めていると、雨音に混じって「うまいと思うけどな」と呟く声が聞こえてきた。いつもの「知らねえけど」を忘れている。まったく、いい加減なおじさんだ。
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夢月みつきさま、本当にありがとうございましたm(__)m