昨日は短編をひとつアップした。クロノヒョウさんのお題企画だ。いつかは挑戦したいと思っていたところに、テーマと書いてみたい話がうまく噛み合った。噛み合ったと思っているのが自分だけの可能性もあるが、「物書きなんて虚勢を張ってナンボな商売」らしいので、堂々としておくことにする。ありがたいことに素晴らしい感想をいくつも頂いた。もはや本編よりも素晴らしいので、少々ぐぬぬとなったが、感謝の気持ちは本物です。本当にありがとうございます。
唐突だが、上の段落にある「噛み合った」のように、語尾と次の先頭で同じ語を繰り返すのが好きである(今回あげた短編を含め何度かやっている)。これは仕事で書く文章では絶対に許されないし、一般的にも褒められたものではないのだが、だからこそやりたくなる。私の前頭葉右奥にあるソリマチという部分が疼くのだ。言いたいことも言えないこんな世の中に、と。
そんなしょうもないことなど心底どうでもよくなるほど、暑い! ポイズン! 職場の喫煙所がすべて外に追いやられた挙句、数も減らされたため、血色の悪い同僚ゾンビ共が灰皿のまわりにあふれている。この暑さの中、ゾンビの群れの中心でタバコを吸うなど、もはや苦行でしかない。もうやだ禁煙します。さよなら。
そもそも時代は禁煙だというのに、カクヨムで知り合った人の喫煙率が高すぎて感覚が麻痺しているのだ。もしかしたら喫煙所に蠢くゾンビ共も全員小説を書いているのだろうか。そう考えると背筋が冷える。なるほど、その冷たさでもってこの苦行に耐えろというわけだ。よし、もう少し吸えそうだ。ただいま。
七夕には家族の健康を祈っておいた。上の子は炭治郎になりたいと願い、下の子はうさぎになりたいと願った。彼は言葉を発せるようになって以来、ずっと、うさぎになりたいと言っている。少し心配だという話を妻にしたら、妻は優しく諭すように「ポニョが人間になりたいと願うようなものだから」と言っていた。
その顔は、海なる母――グランマンマーレの如く慈愛に満ちており、私はこれ以上ないくらい息子(うさぎ)が心配になった。