今回は待ちに待った術者の話です。三話目くらいで出てくると思ってたら登場が伸びに伸びて、サー・メンテナンサも七話目です。
今回は『跪いて足をお嘗め』を聞きながら書きました。横たわって甘い舌を求めるやつは出来ませんでした。
前前回は『花のいろは』でした。快苦の海。
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(ここからは裏話だ!)
こうしてみると今のところ登場人物は四人居るわけなんですが、誰一人まともな感性をもった人間がいないですね。
術者の初期イメージは冷静で皮肉屋な毒舌改ってところだったんですが、『headach』の設定が逆流してこんな風になってしまいました。
これだけだと誰にも通じないと思うので補足をします。『headach』は『サー・メンテナンサ』とコンセプト・プロット共通の短編です。召喚した悪魔に憑りつかれた弟とそれに巻き込まれた兄の、劣等感とレモンが炸裂する近親相姦・薬物乱用話です。
穴埋めと成形が順当にいけばそのうち投稿しようと思っています。
さておき、一応『サー・メンテナンサ』のシリーズは一話五千文字を目安に描いているのですが、今回は行って戻って一万字(概算)。四千文字を超えてくると時系列と登場人物の動きがこんがらがって来ます。ソウビとイバラのときも同じことを言ったな……と思いながら書きました。
何はともあれ、頑張って書いたのでお楽しみいただけると幸いです。