表題の通り、本年中は大変お世話になりました。2020年末に際し、本年のまとめと来年へのご挨拶を書かせていただこうと思います。
今年は近年の中では、書いた方の一年でした。その分、多くの方に読んで頂いた一年でもあります。ざっと調べたところでは、
完結長編 百魔剣第二部
クロス:ネクスト
完結中編 ポメラニアンオンザビースト
『鬼の手』 1月
道化師の顔 3月
お茶にしましょう 4月
紫電の如く 12月
『海へ』 12月
以上の作品を公開させていただいている様です。(『』付は過去作品の修正版であり、書き起こしではありません)
特にいえば、今年は『クロス:ネクスト』を完結させられたことに、大きな意味を感じました。息子の悪性リンパ腫発病が3年前。当時はとてもではないけれども、例え書きかけのものであったとしても、ストーリが頭の中にあったとしても、それをアウトプットしていく精神的な余裕は皆無でした。そしておそらく、二度と文章作品を作る事はできないだろう、と思っていました。それが、息子の努力と、様々な方の助力、温かい応援の言葉を頂き、わたしはいま、またこうして好きなように文章を書けています。その節目になった一年だったように思うし、その成果が御剣ひかるさんにとても温かいレビューも書いていただいた『クロス:ネクスト』という作品の完成だったように感じています。今後も難しい病気と闘う息子と共に、わたし自身の活動も続けていければと考えいるところであります。
後は、『お茶にしましょう』という作品を始めたことでしょうか。元々、「永遠に書ける」とわたし自身思っている百魔剣物語には、様々な派生ストーリがあり、それを『うちよそ』と呼ばれる形で書き始める機会に恵まれたことは、本当にありがたく思っています。これまで何人かの方のキャラをお借りし(先日、かみたかさちさんに、現状で13人書いている、と伺いましたが……)たくさんの、これまで書いたことのなかったようなキャラクタにも挑戦しつつ、いろんな工夫を楽しんでいます。これまでキャラクタを書かせていただいた方、そして何より、世界観設定を丸々お借りしている、淡島かりすさんには、特に感謝しています。
来年は、Twitterなどでは度々情報公開している『百魔剣物語』第三部『生命の魔剣』を中心に、百魔剣関連の作品を書いていく予定でいます。『生命の魔剣』の他には、先日から公開を始めた『百魔剣』主人公のひとり、クラウス・タジティの外伝作品『紫電の如く』や、シホの部下である『聖女近衛騎士隊』の面々のストーリを、短編や中編程度の内容で広め、深めていこうと思っています。何せ、「永遠に書ける」シリーズであるので、ネタは豊富に揃っています。これまでお付き合いいただいている方々には、来年も引き続きお付き合いいただければありがたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、長くなりましたが、今年のまとめとさせていただきます。来年もこれまでと同じく、よい縁が続いていきますようお願いして、年末のご挨拶とさせていただきます。
また来年も、よろしくお願いいたします。