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あさはなだ

君を振った日の夜明けは早くて
レースのカーテンが早朝の夜を抱いていた
濁った藍色が透き通っていて
少し安心したのだ

君の抱き心地の良いぽんぽは
冷えないように毛布をかけなきゃ

ベランダのプランターに植えた花が咲く頃には
そのことにすらも忘れるだろうと
朝を染め上げた

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