• 異世界ファンタジー

外伝第二弾が完結しました。

外伝『王子殺しにされた令嬢』編が漸く完結しました。
予想より長引いてしまい、遅筆と相俟って半年以上もかかってしまいました。

ミレーヌが若返って自分の人生を歩み始めるのは決まっていましたが、初めは若返ると同時にヴァレンティアの魂をその身に宿して転生させるという案があり、ヴァレンティアとミレーヌを合わせてヴァレンティーヌと名付けるつもりでした。
しかし周囲の人に、「千年以上聖女とやって漸く自由になれたミレーヌにあんまりなのでは?」と云われて、それもそうだ、と納得して現在のように変更した次第です。

ゲルダはグレーテを娘のように可愛がっていました。
師弟関係は三年でしたが、それでも絆は十分育まれていたようです。
実行犯のシュピーゲル、黒幕のロドルフを討ち、仇を取ったはずですがゲルダの心はぽっかりと穴が開いたようで寂しさは拭えませんでした。
大団円を迎えたはしましたが、失った者の悲しみは癒えていないという終わり方も有りかなと思い、このような形で落着させました。

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