• エッセイ・ノンフィクション
  • 創作論・評論

うぇぶ作家に求められていること……もとい出版社が欲しいモノ

ふとした瞬間の妄想を覚書する。

ある程度ファンが付いていて、面白いのは前提として、
大体一年スパンでメディアミックスまで含めて高速で展開・販売できるだけの原作のストックがある原作、それを書ける作家が求められているのではないだろうか。
具体的には単行本6冊分くらいだろうか。

娯楽が多様化していてスマホひとつで何でも出来てしまう世の中では消費者もすぐに目移りしてしまうことだろう。
そこで、単行本一巻は発売の辺りからアニメ化に向けて動き出し、隔月くらいで次巻を発売し続けアニメ化決定の辺りでコミカライズし、アニメ放映まで一気に駆け抜ける。そういう展開というか、宣伝等々を『短く太く絞る』売り方を目指してるのではないかなー、と。
まあ、思い付きだし期間等々はテキトーです。アニメってそんなに早く作れるものかも分からない。

それだとweb小説界隈ではときおり呟かれる粗製乱造につながりかねない、作家が育たないウンヌンという話になりそうな気もする。
それはきっとそうなのだろう。そういう事例もあることでしょう。

ただ同時に上記の妄想が事実だと仮定すると、コレだって実行は大変だ。
消費者の興味を一年間それなりの水準でキープすることは大変難しいことだ。
隔月出版も大変だろうし、メディアミックスだって大変に違いない。
作り続けることはなんだって困難なものだ。事実粗製乱造な代物だったとしても。

作家を育てていくことも出版社の仕事というか役割(?)なのかもしれない。
そしてそれはそれとして、とにかく売り物を売れるように展開することをしなければ会社当然回っていかない。

苦しい時だからこそ将来を見据えて踏ん張ることも、
苦しい現状に対してがむしゃらに足掻くことも実に自然なこと。

ニーズ

この言葉に想いを馳せる時。
楽しい企てが浮かびニヤける時も、馬鹿馬鹿しくてツバ吐きたくなる時もある。
たぶんきっと、それも自然なことなんだろうと思う。

4件のコメント

  •  以前、新文芸=ファストファッションって話をしたじゃない? 流行のものを早く取り入れ、短いスパンで展開する。現在のラノベ業界全体にいえると思うのだけど。

     で、そのファストファッション業界ではフォーエバー21が破産申請したじゃない? ただ安くってだけでは消費者は手を伸ばさなくなったみたいよ。
     今の消費社会で、出版業界も同じ同行に晒されてるとしたら、このままの粗製乱造では先細りになるばかり。
     ファッション業界では、個性的な新人デザイナーがまた注目されつつあるっていうし、出版界も、作家の才能重視(営業力やサービス力ではなく実力ね)に立ち返ってもらいたいなーと。
     願望だけどね。
  • いま思い付いたのですが、ファストファッション化に対応できるスキルって作家というよりライター寄りな気がしますね。

    まあ、飽きる時が来るでしょうし、あーゆーのって皆が選んでるから自分も選ぶって人が多いでしょうからね。潮が引くときは速いもんです。
    ファストファッションの衰退については労働者搾取の『スウェットショップ』問題も関係しているかもしれませんね。当該企業が悪玉かはわかりませんが。
    そこいくと日本は大丈夫か……クリエイターの扱い……。

    先細り危惧と期待、わかります。新刊の発売日が楽しみになる喜びをもっと俺にくれよぉ! と、思うときがありますもん。


     以下妄想

    アニメーターA「ニッポンは末端のクリエイターを軽視している」
    アニメーターB「んごにご!」(同意)

    A「これでは発展途上国の搾取されている労働者と変わらん!」
    B「んごんご!」

    A「メシアは! 救世主はいないのか!?」
    B「んごーー!」

     響く高笑い

    A「貴様は! 大元締め魔王カクカワ!」
    B「んごー!?」

    カクカワ「ははは! ごきげんよう奴隷諸君!」

    A「クリエーターに対する奴隷呼ばわり! 赦せぬ! ペンタブ突き!」
    カ「防御スキル、声優の盾!」
    B「んごー!?」

     以下略
  •  なるほど。作家とライターは違うよなあ……。今はライターのお手軽さが求められてるのだろうねー。発注してすぐに求める記事を書いてくれる、みたいな。

     大元締め魔王カクカワ。
     こいつこそ体質変えなきゃやばいだろうに。


     出版社擬人化やっておくれよ。ウケるよ、きっと。
  • どちらも大変でしょうが、質は異なるでしょうね。
    発注から仕上がりまでの速さは重視されているでしょうね。
    (それが果たして良いことかは疑問ですが)

    体質改善は求められていますよねー、カクカワ。

    出版社擬人化かぁ、
    ・出版業界にそこまで詳しくない
    ・敵味方、正邪のバランスを誰と誰でとるべきか?
    ・いまの世の中もといカクヨムが上記のノリを『笑い』と受け入れられるか

    この三点がクリアできれば、面白おかしく罵倒し合うだけの内容で書けそうですね。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する