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漫画ライドンキングが面白い

色物異世界転生もの(?)ですが、非常に描写が丁寧で面白い。

タイトルも主人公の設定もオマージュというかパクリというか……な感じですが魂が詰まって感じが非常に良いです!

騎乗(ライドン)フェチのスーパー〇ーチン大統領ことプルチノフが突如飛ばされた異世界で未知の生物に騎乗する――騎乗休暇(ライドンタイム)――を謳歌するというクソみてぇなストーリーですが(誉めています)非常に面白い。

異文化溢れる異世界の残酷さをサラッと描いていたり、魔法や魔物に関する設定の細かさ(生活に根付いてる感がある)が非常に丁寧で引き込まれます。

例えば、オークに捕まったハーフエルフが逃げる際にオークの爪に短剣を突き立て逃走するのですが、次に登場する際には彼女はオークに捕らえられておりその手足の爪は全て剥がされているのです。それをサラッと書いているのが良い。
これだけでオークの残忍さがよく表れていますし、この行為によってオーク達とプルチノフが遭遇した際に敵対関係が早々に成立しました。漫画的技術力!

また、プルチノフは説得の余地のない敵対者は躊躇いなく迅速に屠ると同時に人格者でありライドンフェチという狂った好バランスの主人公でプー〇ン大統領です。

そして敵のクズ描写もいいっすね。くたばってスカッとする敵を書くのがお上手です!

ときおり生物の縮尺が「ん?」となるし、漫画の表紙で損している感じがありますが大変面白い作品です。

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