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『黒と白と階段』についてのあれこれ

長編もののあとがきはせっかくのコンテンツとしてサポーター用にしよう思っているんですが、
ネタバレにならない程度の軽めのものを読んで頂いている感謝もあり、一般公開用にも書いておこうと思いまして。


とりあえず、まずは告知なく最終話まで一挙更新するという突然の動きについて謝っておきます。
前日までどういう公開スタイルにするか悩んでいたのですが、9の段階であと2日お待たせするのは申し訳ないなぁって気持ちがあって急遽公開する形にしました。
完結したし土日でまとめて読もう、なんてことになって頂けたら嬉しいかなという気持ちもあったり。
とはいえ、執筆ギリギリスタイルは変えることが出来ず事前告知もままならなかったという格好つかない形で(笑)


さて、ネタバレ無しのあとがきなんですが、
「黒と白と階段」は2009年にエブリスタの方で書き始めまして、
当時エブリスタで告白をテーマにコンテストみたいのをやっていてこの作品を思いついたんですよね(最近まで階段がテーマだと勘違いして覚えてた)
タイトルの黒と白も告白のもじりというか、そこに階段の要素を加えたのは応募画面か何かに使われてたのが学校の階段の絵だったような。
で、告白をテーマに何故サスペンス書いてんだって話なんですが、当時映画「容疑者Xの献身」にめちゃくちゃ影響受けてましてああいった話が書きたいと思いまして構想したわけです。

しかしながら、ミステリ創作脳が無いものでトリックなど全く思いつかなかったので、どうにかそれっぽい驚きを演出できないかと三章の流れを思いついたわけです。
それでよし行けんじゃない?と書き始めたわけなんですが、約13年前の僕は二章の吹田のシーンを上手く書ける自信が全くなく実力つくまで放置!と長いことほったらかしにしてしまったわけです(笑)

実力がついた、とか思い至ったわけではなくいつまでもほったらかしに出来んよなと腹決め直してやっと今年書くことが出来ました。

ちなみに、吹田については実は元々はもっとあっさりしたものにしようとしてまして、何せ三章の仕掛けだけで勝負しようとしてましたから、それをじっくり書けたのがこの作品を書く上でちょっと成長出来た部分だなと思ってます。
ありがとう、吹田。

あとネタバレを避けつつ書くとしたら、映画の影響についてもう少し。
作中出てくる「時と砂」という映画のモデルは「青の炎」ですね。
実は映画も原作もちゃんと見たことがなくて、それこそ深夜に放映されていたのをちょこっと見ただけなんですがその時の印象を思い出しながら書かせてもらっています。
あとちょっとネタバレにはなるかもですが、映画「ゆれる」にもかなり影響を受けてまして、真相をぼかす手法は別の短編「吠える雷雨に獣は沈む」などでも使わせてもらいました。
「黒と白と階段」では控えめにして使っておりますが、最後までどうするか悩んだところですね。

と、こんなところで軽めのあとがきは終わりたいと思います。
もうちょっと深いところをついたあとがきはサポーター用として書こうと思いますので興味があればぜひサポーター応援よろしくお願いします。
「いやぁ、難しかったんだよー」って話ばかりになると思うんで大したこと書けませんが(笑)


あと、「プロットは頭の中に」というスタイルでやってましてちゃんと読み返しながら書いてはいるのですが、オイここ辻褄あってねぇぞ、って部分があれば気軽に指摘頂けたらありがたいです。
今後もちょくちょく読み返して修正など入れてくことになると思いますのでよろしくお願いします。


最後に、黒と白と階段、最終話まで読んで頂いた方、これから読むよという方に心から感謝しております。
本当に応援ボタンのおかげで完結まで辿り着けました。
ありがとうございました。

そして、気になってんだよねって方、これからよろしくお願いいたします。
なかなか良い作品には仕上がったなと思いますので、ぜひ楽しんで頂けたらと思います。

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