今回はお話においての死についてお話します。
例えば、皆さんはFF7のエアリスというキャラはご存じでしょうか?
まぁ、有名ではあるので分かるとは思いますが、知らない人が一定数居るのも事実。
彼女は物語の途中で亡くなってしまい、生き返らせる事が出来ません。
その後の完全版であるインターナショナル版では、様々な憶測が流れ、エアリスが生き返るや水中呼吸のマテリアによる裏技(勿論、ガセネタですが)で生き返るなどの情報が出回りました。
そんな彼女はなぜ、物語上で亡くなってしまったのでしょうか?
今回、そこに焦点を当てるお話です。
さて、まずは他の作品においてヒロインが亡くなる という事について考えましょう。
よくある「悲劇のヒロイン」ってやつですね。
死というのは、登場人物においても、現実世界においても永遠の別れです。
そもそも、主人公とヒロインという括りは切っても切れない関係にあります。
主人公は目的を達成するための困難があり、その困難に立ち向かう際、どうしても挫けたり躓いたりする場面がありますよね?
云わば物語においての葛藤です。
その葛藤でヒロインは、主人公を励ましたり激高する大事な役目という訳なのですが、
では、何故死んでしまうのでしょうか?
これは、私の持論なのですが「死を身近に感じさせる物語だからこそ、美しく、そして、主人公の意識共有を深める事にある」という事だと思うのです。
人は何れ死んでしまいます。そんな現実世界と同じ世界観だからこそ、物語においての悲劇のヒロインは際立ち、何より主人公に意識を合わせようと人は感じてしまうのでは無いでしょうか?
考えてみて下さい。もし、貴方が現実世界に生きているのならば、その世界においてのヒロインは居ませんか?
その人がもし死んでしまったとき、貴方はどんな気持ちになりますか?
怒り、悲しみ、辛さ、感情の高ぶりは人それぞれですので、一概には言えませんがね。きっと私なら塞ぎこんでしまうでしょう。
さて、お話が長くなりそうなので今回はここまでとしますが、これに関しては少し分けて書かせて頂こうかなと思います。
人の死については、ナイーブな部分ですので、慎重に書かないと行けないと思いますしね。
それでは、また次回まで!
PS.禁句:knit 新章突入!お楽しみに!