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「煙だけを食べる異世界 - 人を殺した死神の償い」あとがき、本来脇役だった男の人生

煙だけを食べる異世界 - 人を殺した死神の償い
完結しました。


読んでいただいた方、ありがとうございます。


シナリオもプロットもない状態で、結局この人たちはどうなるんだろうな、と思いながら書いてました。おわりというか、この後こうなるんだな、という部分が小説の中で明確に示されたと感じたので、そこがこの小説の終わり時だと思い完結としました。

一番最初の出来事があったから物語の最後が生じて、それからまだ書かれていない部分につながる。振り返って見るとそういうストーリーのような気がします。

せっかく死んだのに騙されて、罪悪感に苛まれた主人公ですが、彼は本来主人公になるはずの男ではありませんでした。

つまりこの小説は、書いた人間の予想を超えた状態から始まるという物語です。
僕が主人公だと思っていたのは、春木という男です。
しかし、彼は物語から早々に退場してしまいます。
春木という男を殺してしまったのが、この物語の主人公、瀬木根でした。
この物語は本来脇役だった男の人生を書いた人間ドラマだった気がします。

次回以降、物語の軸になる人物たちの年齢を16歳くらいにします。

それだけで内容が変わる気がするので。

登場人物の年齢が高い、という部分が自分の書くWEB小説の悪い部分かな、と思います。

では。


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