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旋風のルストをご覧くださる皆さまへ、作者より

どうしてもお伝えしたい言葉があります
なのでちょっとつらつらと書いてみます

今回、エピローグを第4章としてみたり、
第3章と第4章の間の部分にエピソードを差し挟んだりと、
読んでいる方にご迷惑をおかけするような状態になってしまい本当に申し訳ありません。

一番本来の初期プロット作成の部分でそこをうまくまとめるべきだったのですが、後手後手に回ってしまい痛恨の極みです。

本当に申し訳ありませんでした。

それでも一つお伝えできるなら、

『旋風のルスト』は敵を撃破して終わりじゃありません
どういうことかと言うと『ルストが生まれ故郷に胸を張って帰って〝自分自身がどう生きるか?〟を見極める』 そこまでやってはじめてこの作品の物語のラストなわけです

なんのために2年前の闇夜の出立からはじめたか
なんのために母親が待っているか?

そこを読者さんに対してお伝えしたかったんです

しかしそれを構成上、わかりやすくより効果的に、読者さんに伝えられなかった作者である私が一番悪いです

はっきり言えば書き手としての力量不足
これだけのボリュームのある物語をまとめる力が足りなかった

そこは反省してますし、悔しくてたまりません。

今現在書進めている第四章はそのためのエピソードであり、単なる戦いの後のアフターエピソードではなく『ここから先が本当の〝旋風のルスト〟としての物語のクライマックスのわけです』

大きな戦いが決着しルストのもとに名声は舞い降りた
しかし、世の中はそれでは終わらない

家出をしている身の上なのに実家の権力を使ってしまった彼女
その行為の代償が彼女を待ち受ける
そして、彼女の帰りを待つ様々な人々とのドラマの結末

それが第四章で描こうといていた主旨なわけです

書き手としてできる事は作品の冒頭で伏線として張り巡らせた物を最後までしっかりと書き切り回収する事
そして読者さんを『これなら満足できる!』と納得させる事だと思っています。
そのための道筋と第四章としての盛り上がりはすでに用意してあるんです
祝勝会のお話もアルセラとルストの対話もそのための伏線です

(そこを読者さんに予感していただいて、物語に引き込めなかったのは私の力量不足です)

はたしてルストの〝人生の旅路〟がどこへとたどり着くか? それを最後まで頑張ってしっかりと書き切ろう思います

短くまとめて折りたたんだり、次回作に飛ぶような事はしない
絶対に

ただ、改稿や書き直しはもうしません。それはお約束します

出来うるなら今少しお付き合いください

よろしくおねがいします

ζ
■D:美風慶伍

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