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文芸部エッセイのあとがき。みたいな。

文芸部エッセイを読んでくださった皆さん、ありがとうございました。予想以上の反響に驚いています。
某大学のオンライン部誌を読んで以来、ときめいていた作者様に読了にとどまらずレビューまでいただいて舞い上がりましたが、応援コメントは返信できてもレビューには返信できないとのこと。泣く泣くグッドボタンを押しました。システムの前に、ぼくは無力でした。
また、様々な方に2週間で非公開にするのはもったいないというお声をいただきましたので、2月末までは公開することにします。それでも結局非公開にする理由は、人の悪意をそのまま書いたものだからです。なるべく悪意は内に秘めておきたい。それに、エッセイの主人公はぼくです。読者は無意識のうちに主人公の味方をするのです。それはフェアじゃないんです。エッセイを読む限り先輩たちは本当に酷くて(いやもちろん本当に酷いとぼくは思うんだけど)でも、もっと違う視点から見れば、ぼくの方が極悪人かもしれない。事実、ぼくはいいやつではありません。優しくもない。でも、自覚があるからこそいいやつになれたり人に優しくすることもできるんですけどね。←こういう感情を題材に一本書きたい!
なんなら文芸部の日常をもっと書きたかった!先輩たちだって面白いところあるんだぜとか、出てきてないけどもっとクズで最悪な先輩もいたんだぜとか、本当に後輩たちはみんな可愛くて面白いんだぜとか。平和になった後の文芸部ではマスコットキャラクターが出来上がって、ぼくの引退後にはTシャツまで作られたとか。語ることなんて永遠とある。裏話だけでもう10万字いけるレベルです。
ちなみにあの日以来、本当に部室には一度も足を運んでいません。なんなら部室自体、移動したそうです。だからぼくの思い出の詰まった部室には二重の意味で二度と戻れないんです。でもよかった。断ち切られてるから後悔もない。諦められる。
文芸部としてのぼくは終わりましたが、創作人生は終わっていません。創作論についても、文芸部時代と今では大きく違います。いつか区切りのいいところまで進化を遂げられたら、創作論の変遷をエッセイにでも出来たらなと思います。

おわり。

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