https://kakuyomu.jp/works/11054822663223439320
チマチマ進めていましたが、忙しくなる前にぶじ完結できました。
例によって事前に決めていたのは大筋だけで、細部は書きながら肉づけしていった感じですが、けっこううまくまとめられたのではと思っています。
特に今回は文体遊びが楽しかった。あらためて、自分はこういった文章のほうが性に合っているらしい。とはいえ語り手の人格あっての文体でもあるので、別の作品ではもう少し長文を控え、読みやすくする塩梅が必要ではありそう。
小津安二郎や原節子の評伝、ドキュメンタリーはいちおう参照して書きました。
また劇中のエピソードも、原節子、岩下志麻、高峰秀子、山本富士子などの回顧をヒネったものが多いです。
『味噌汁の香』はもちろん『お茶漬の味』ですね。あと個人的に好きな『浮草』のネタもちょっとだけ仕込んでいます。
小津映画にハマったのが執筆のきっかけではありますが、一方で「昭和映画バックステージもの」はあくまでも外装。本質的にはお仕事小説、そして夫婦小説というのをかなりはっきり意図しています。前者は自分自身の体験を換骨奪胎(むろん脚色はしています)、後者は全く初めてのこころみでしたが、小津映画と重ねやすかったのでわりと苦労はありませんでした。
出来には満足しています。このフォーマット、また単発でやりたいですね。