全体のクライマックス、二・二六事件篇へ突入しました。
もともと二・二六は後日談のスピンオフで考えていたのですが、いっそ話の中核に据えたら盛り上がるのではと思いつき、プロットを大幅変更。第一部のゆったりとした空気からのギャップが凄いけれど、せっかくの歴史要素なので使わないと損だなと。
二・二六をふくむ昭和軍閥抗争、歴史事象としてはだいぶ前に興味を失った分野ですが、かつてハマって調べていたぶん、組み立ても比較的スムーズで、何より楽しく書けました。
加えて、映画『動乱』の宮城大尉や小説『憂国』の武山中尉の、「ありえた姿」を妄想する……というのも大きなモチーフだったり。
桐山と亮子の決断や如何に。
https://kakuyomu.jp/works/16818792440446206446