遅くにこんばんは( ̄ー ̄)
絶賛眠れないろくろあです。
本日、犀川 よう様の自主企画テーマ「雨」の話を書きました。久しぶりの三千字。
公開は十二時にしておりますが、出だしだけ載せてみました。
公開したらチラッて見ていただけたら嬉しいな。
と宣伝してみたりして。
「海底に沈む雨」
『六月の夜の海は昼間の暑さとは違い、身を刺すように冷たくて寒い。天草 省吾はちょうど腹の辺りまで来た波を震えながら押し分けて前に進み、服が濡れることも構わずにもう少しだけと沖を目指した。自然の力は強く、最初に波が足を掬おうとする重たい感じは、今や身体を陸へと押し戻さんとする体当たりのような衝撃へと変わり、全身でそれを感じた。
別に死にたくて、冷たい海の中に入り、沖を目指しているわけではない。
後少し、海面が胸の辺りまで来たら。
そうしたら、海底の雨音を聴くために身を沈める。彼女が話していた海底の雨を知るために。
後は本編で