「ウィーーーーーーウニャウニャウニャッウィーーーーーーーーウニャウニャウニャッ」
僕の寝言、こんな機械音だったらしいです。
友人曰く、「あれは絶対宇宙と交信してるで!」とのこと。
天田くんより僕が宇宙からのスパイかもしれませんね!!
どうも榊亨高です。
すぐに最新話を更新しました。
読んでいただけたでしょうか?
ついに天田くん登場です。
今回は、宇宙な話になっています。
読むとワクワクするかも……しれません。
宇宙の話になると、必ず、中学の時の理科の先生を思い出します。
理科の先生は、独特な雰囲気を持つ優しい先生でした。
テスト直後の授業の日、他の教科の先生であれば、テストの解答用紙を返却後、授業の1時間をテスト問題の解説に利用します。
ですが、その理科の先生は解答用紙を返却してくれませんでした。
クラスメイトが「先生、テスト返してよ」
と発言すると、理科の先生は深刻な表情で、なぜテスト用紙を返却できなかったのか?を語り始めます。
「昨日の夜、自宅で君たちのテストの丸つけをしていました。でも、その時、急に窓の外が激しく光って、眩しい!って思っていたら、もう朝になっていました」
クラス中が沈黙しました。
この人、何言うとんねん?と。
また同じクラスメイトが質問しました。
「先生、寝てたんやろ!」
先生はそのまま話を続けました。
「それが……僕は宇宙人に攫われたみたいで、気付いたら元に戻って椅子に座ったまま朝になっていました。だから丸つけできませんでした」
頭を軽く下げて「ごめん」と小声で呟いてから普通に授業を始めました。
「それ夢やん! 丸つけできんかった言い訳やんか!」
「そうやそうや!! 先生言い訳や!!」
クラスメイトたちが言いたい放題の中、ただただ先生は、
「いいや、僕は宇宙人に攫われた! 間違いなく!」
最後まで宇宙人に連れ去られた説を否定することなく、しっかりと授業を進めた先生のことを、今でも鮮明に覚えています。
ユニークな言い訳なのか、本当に攫われたのか、先生にしかわかりません。
僕は、攫われた説を信じています(笑)
ちなみに先生は次の授業でも解答用紙を返却せず、
「また宇宙人に攫われた」
と真面目に答えて授業を開始していました。
先生は、まだ宇宙人に狙われているんでしょうか?
僕も寝ている間、交信しているみたいだし、
そろそろ僕も攫われるかもしれません。
宇宙人と交信するより、最新話を更新したいと思います。
ではまた。