今日は平日なのに、しかも年末の繁忙期、我が夫君は二階に上がったかと思えば、リビングをうろうろ。心配事でもあるのか、なぜ仕事に行かないのだ。
誰もいない時間に、空想と妄想に浸り書き物をするのに、1行も書けないうちに10時である。
とうとう、我慢出来ずに、「どうしたの?」と声を掛けた。
「携帯が見つからない!」
はぁーん? 胸のポケットに愛用のガラケーが覗いている。
「座布団の下は?」
夫が屈むと胸のポケットから奴が飛び降りた。
「あったよー、こんな所に落ちてた」
上手いこと騙されて頂いた。やっと出かけてくれるかと思いきや、書類の整理を始めてしまいました。今日の更新は夫次第です。