かつて白ブタと呼ばれていたクラスメイトが何年か見ない間に白雪姫とか呼ばれて雑誌のグラビアを飾っていた、ご愛読の御礼

 こんばんは。本日十八時、拙著『かつて白ブタと呼ばれていたクラスメイトが何年か見ない間に白雪姫とか呼ばれて雑誌のグラビアを飾っていた』無事完結致しました。

 皆が少し損をする代わりに、少しでもそれ以上の良い事を返せるようにとの二人の芸能界での活動は一旦ここで終わりです。お付き合い頂いて本当にありがとうございました!

 本作、本当に毎話感想を頂きまして大変励みになりました。返信を考えるのが苦手なので、ほとんど行いませんでしたが、毎日楽しみにしていました。

 五月と白田に対してのバッドエンド主人公としての須藤さん。お互いに影響を与えながら前に進み、互いに過去を越えることが出来ました。

 『魔法の鏡』こと、加賀美さん。カメラ越しに人の気持ちが読みとれる彼は、自分の事だけは分かりません。須藤さんと新堂さんの再会の後、『鏡は自分を映せない』と言う小タイトルも考えていたのですが、少し逸れるので見送りました。

 映画、残月は八月公開予定です。キービジュアルは佐久間と美乃梨の後ろ姿。それが五月と白田である事は撮影メンバーだけの秘密です。

 書きたかったことは多分概ね書けました。本当に満足しています。

 白雪姫、シンデレラなどのおとぎ話がしばしば登場する本作。連載当初から最後の一文は決めていました。

 最後までお付き合いいただけて、本当に感謝です。

 また次回作もお読みいただけたら幸いです。

3件のコメント

  • 本当に素敵な物語でした。ラストシーン、お世辞でなく、本当に泣きました。ありがとうございます。
    きっと余韻が残るいまの形で終わるのが一番きれいなのだろうな、とは思いつつ、濱屋らんさん、須藤さんと新堂さん、そして五月と桐香の五年後はどうなっているのか、それは少し見てみたい、そんな感じがします。
  • <抱月様

     いつも本当にご愛読いただきありがとうございます!

     毎作読んでいただいているのでご存知かも知れませんが、感想への返信が苦手でして、いつも頂いてばかりで申し訳なく思っております。

     毎作品主人公の性格など細かく決めて書いているわけでなく、大体皆同じ性格かなくらいに思って書いているのですが、読み返してみると雨野五月くんは杜居くんやシロウくんと比べると大分迷いや葛藤が多かった気がします。例えば彼らなら社長の恫喝にも平然としてそうですし。

     勉強も運動も策略も特に秀でる所はなく、煙草の銘柄もろくに覚えられなかった彼ですが本当に成長したなぁと我ながら思っています。

     余談ですが、彼の尊敬する大人のうち二名がヘビースモーカーなので、多分なんだかんだ言って彼も成人したら吸い始めそうな気はしています。

     社長のエピソードは多分私の知識と力量では扱いきれないし作品のカラー的にも重いかなと思いサラッと触れる程度に流しました。濱屋さんの事務所の社長である神原主税と社長との戦いが真のラストバトルだと思っています。この話はまかり間違って書籍化でもしない限りは書くことはないと思うのでご想像でお楽しみ下さい。

     近況ノートのコメント欄なんて極々限られた人しか見ないと思うのでアレですが、正直な話……書籍化とかしたいですよねぇ。

     紙谷と伊吹さんの恋愛事情は、紙谷のヘイトが高めなこともあり本編内ではあまり触れずにおきましたが、良い短編が浮かべばそっちの形で出すかもしれません。あくまでもかもですが。悪いやつでは無いのですが、まぁネジは抜けているかもですね。

     濱屋さんと太郎ちゃんの進展は、最低でも彼女の成人を待っての事になるんでしょうね。白田の抜けた後釜を自然な友人アピールでしたたかに狙う彼女の事ですからきっとうまくやることでしょう。

     次作もまたお読みいただけるように頑張りますね。いつもありがとうございます!

  • <週刊歌らん作者様。

     最後までご愛読いただきありがとうございます!いつも感想も頂き楽しみに読ませていただいてます。感想への返信が苦手な為、返信はほとんど行いませんが、ご容赦下さいませ。

     ラストシーン、手前味噌ながら私も大好きです。正直な話、ああいうシーンは大体私自身も泣きながら書いています。多分自分が泣ける話が書きたいんだと思います。

     いつ書くかは未定ですけど、エピローグ一話は確実に書くので気長にお待ちいただければと思います。因みにタイトルだけはもう決まっていまして、似たタイトルが二部内に二つほどあるので、推測可能かもしれませんね。

     また次作もお読みいただければ嬉しいです。

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