みなさま、こんにちは。夢咲です。
この度、最終選考対象作品に選出されていた作品『夏がくれた奇跡』がカクヨム甲子園ショートストーリー部門にて、奨励賞をいただきました。
ご連絡いただいた時は、声にならない叫びをあげて泣きました。近くにいた友だちからすれば、完全に変な人でしたね笑
ここまでにたくさんの方から応援メッセージ、感想をいただきました。本当に感謝してもしきれません。
少し自分語りをさせてください。
私が執筆の世界にのめり込んだのは、中学校3年の10月。他サイトにはなりますが『野いちご』のアプリを愛用していた私は、中編長編3本を半年弱で書き上げた覚えがあります(若いってすばらしい!)
今じゃありえません……笑
ちょうど3本目の長編を完結させたころ、私はTwitterの小説界隈でたくさんの出会いを経験しました。
その方たちはライバルであり友だちとして、今も私の大切な存在です。
そして私にとって大切な出会いだったのが涙鳴さん。元々作品が好きでよく読んでいた作家さんでした。
涙鳴さんが立ち上げていた企画のオーディションに合格するなどしながら、結局全ての企画に参加させていただきました。
そこで自分の作品を校正していただいた時は、衝撃でした。ほんとに赤字だらけで笑
あの1年間、様々なコンテストに応募して落選落選落選。その傍ら企画に挑み続けて、私は1年かけてすごく成長した実感があります。
高校2年。
実は私の夢は小説家ではなく、小さい頃から揺るがないすごく大切な夢があり、ずっとその夢に向けてひたすら努力を重ねてきたのですが。
あまりに上手くいかない現実にその夢について考えるようになりました。
精神的にもおかしくなりそうな状況、企画も終わり私はしばらく創作から離れていました。
実際書こうとしても全く筆が乗らないのです。初期の勢いはもうどこかへ消えてしまいました。
そこで見つけたのが『カクヨム甲子園』
カクヨムでの執筆は元からしていたし、4000文字、というのはものすごく魅力的でした。
元々私が小説を書き始めたのも、自分で言うのもなんですが想像力が豊か(?)でお話を考え始めると止まらないんです笑
文章にするのは難しいですが……。
だからこそただ自分のアイデアを消化するように何作も書きなぐりました。
ずっとその感覚を忘れていた。書く、ということが気持ちいいと思いました。
ファンタジーで生きてきた私に純愛が書けるかは不明でしたが、まずイメージが浮かんだのは今回の受賞作である『夏がくれた奇跡』。
書き終わった頃は割と自信があったのですが、カクヨム甲子園の自主企画を開催し、他の方の作品を読んですぐにないなと思いました。
まあ賞なんて狙ってなかったけど、少し燃えてしまったんです笑
そこで書いたのが『闇に消えゆく』。狂愛というテーマで、書きながら自分はなんでこんなのを書いているんだろうと思っていました笑
元々ラブコメ風のテンポ感を書くのが得意だったからです。
個人的には結構自信作だったんですけどあとで見返すとダメダメでしたね。
まあそういうわけで私的には最初に書いた『夏がくれた奇跡』のことなんて忘れていたわけです。
だからこそ中間発表の時ご連絡をいただいた時は、まさに「……え?」でした。
私の作品なんてPVも感想もほとんどなかったようなもんですから……。
もうその時点で自分の作品は滑り込みだろうな……とか思ってたので、もういいやという感じで。
まさか奨励賞をいただけるとは思いもしませんでした。
応募数も多い中から選ばれたこと、きっとこの先とずっと忘れないでしょう。
そして来年も挑戦しよう、次こそは大賞を目指そう、と思えました。
自分の小説の方向性もわかってきたので。
それに今は将来の夢の方も、いい方向に進んでいます。
執筆を初めて辛いこともあったけど、今思うことは書籍化したい。
自分の将来の夢のかたわら、小説家にもなれたらって思うんです。
ようやくそう思えたのは本当にたくさんの人のおかげです。
長くなりましたが最後にお礼を言わせてください。
まずはカクヨム甲子園に関わってくださり、私を選んでくださった皆様に、そして私を成長させてくれたたくさんの方々に。
本当にありがとうございました。