「小さなウソ」
小説の世界では
必ず、それが大変なことにつながるという
いわばフラグみたいなモノ。
戦争に行く前は
絶対に、恋人の写真を
友達に見せたり
まして「結婚の予定」を
話してはいけないのと同じですよね。
なお、毎朝
その日の公開分を
校正してからお届けしていますが
悩みに悩んで
最後の一行をつけました。
ちょっとブンガクしてみました 笑笑
ところで
今回の最後に、静香は母親にすがりつきました。
祐太が坂下先生にすがりついた時は
「号泣」しましたが
今回の静香は、すがりついただけなのです。
この違いは、二人の性格の差と言うよりも
のしかかっているものの違い
と言う点であることと
祐太が堪え続けていたのに対して
静香が泣き明かした後だった
と言うような点が
影響しているのだと思われます。
実は、最初
「号泣した」と書いていたんですよ。
でも、どうしても、違和感がありました。
書き上がった時の読み直しでも
ひたすら気になっていたら
静香が「そこでは泣かないよ」と
囁いてくれた結果、訂正しました。
登場人物が、自分の行動を
作者に要求してくることって
たまにあります。
ちなみに、この作品だと
巨匠がバットで殴られ続けている時に
ふと考えた「パッション」発言。
アレが最初でした。
さす巨 笑笑