165bit 雛乃より愛をこめて にていっといずの第4章が完結しました。
振り返ってみると、かなりボリューミーな内容だったと思います。
さて、第4章のタイトルはIT IS LOVE.ですが、メインテーマは『心』です。 今回の主役である雛乃さんは、一途で乙女のような心を持っていましたが、その心は人一倍繊細でした。 だからこそ、AIであるNishiki Koiの言葉によって心変わりをしてしまい、MANIACとの決別をはかります。 しかし、KoiとMANIACメンバーが勝負を重ねるごとに、雛乃さんの心には新たな変化が訪れていました。 それは紛れもなく、MANIACメンバーひとりひとりの心によるものでした。 雛乃さんの『心』、Koiの『心』、そして糸さん真衣さん英美里さんの『心』を、移ろいやすい秋の季節と共に、揺れ動く恋愛模様のように描写しました。 なのでタイトルとして『LOVE』、愛、恋愛、大好きなもの、という意味の言葉を選びました。
けっっして『AI』が出てくるからという理由では…………ない!と言いたいけれどまぁまぁそれも含んでいます!笑
(ちなみに、ラブには数字の0という意味もあるのです)
というわけで、第4章はとにかく心情表現が多かったはずです。 熟語の中に『心』を使っていたり、漢字の中に『心』があったり。 あと、雛乃さんが数学の才を持っているということで、数字にまつわる伏線もあります。 例えば『5分1秒のロマンス』ですとか。 気づいた人は、心の中でこっそりダジャレじゃんとツッコんでください……。
また、MANIACの三人がそれぞれ別々のゲームでKoiと勝負しましたが、裏にちょっとしたコンセプトがあったのでご紹介。
真衣さんのオセロゲーム→圧倒的強者でも立ち向かう
英美里さんのカラオケバトル→現在の自分に打ち勝つ
糸さんの二択クイズ→正しい答えを見極める
どれも相手がAIであるKoiだったので、このようなコンセプトも勝負中に取り入れることができました。
最後に、第4章から登場したNishiki Koiについてですが、イメージとしてはイクラさんやサモンさんではなく、くじらPayやウニウニ動画などのツールとして捉えて頂ければと思います。 たしかにKoiは、ビジュアルもある程度描写されていましたし、かなり人間らしく振舞うことができるので、新キャラクターでいいじゃんとも思うのですが、Koiはまだ自発的にアクションを起こせないなどの特徴もありますので、やはり新キャラとして描くのはもう少し先のことになりそうです。
でもご安心を。 Koiは雛乃さん、ひいてはMANIACの強力なサポート役として今後も登場してもらうつもりですので、どうぞお楽しみに。
以上、第4章はいかがだったでしょうか。 楽しんで頂けたなら喜ばしい限りでございます。
そして、本来であれば次の章についても触れるのですが、それは別のノートにしたいと思いますので、ぜひそちらもご覧ください。
いつもいっといずを読んでくださり誠にありがとうございます。 これからも宜しくお願いいたします!